ATPファイナルズ出場権争いで9位のデミノーがコボッリの途中棄権で準々決勝に進出「大きな期待はしていない」 [ATPウィーン/テニス]
ATPファイナルズ出場権争いで9位のデミノーがコボッリの途中棄権で準々決勝に進出「大きな期待はしていない」 [ATPウィーン/テニス]
ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月21~27日/賞金総額262万6045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦でフラビオ・コボッリ(イタリア)が6-7(2) 1-3とリードされた時点で右肩のケガを理由に棄権したため、第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が準々決勝に進出した。 ~エルステ・バンク・オープンで相手の途中棄権により8強入りを決めた第2シードのデミノー選~ コボッリは4-5からブレークバックに成功したあとタイブレークの末に第1セットを落とし、第2セット第4ゲームでブレークされたところでリタイアしたため1時間14分で試合が終了した。 「自分のプレーや動きが心地よくできるようになってきた。全体的に非常にいいレベルだったと思う」とデミノーは試合後にコメントした。 「もちろんこのような形で試合を終えたくはない。フラビオが早くよくなるよう願っている。彼はとても才能がある素晴らしい選手だからね」 今季の戦績を43勝14敗としたデミノーはシーズン末にイタリア・トリノで開催される世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を巡るレースランキングで9位に付けており、この時点で8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とは265ポイント差となっている。 「自分自身に集中するよう全力を尽くしている。大きな期待はしていないし、体がどう反応するかもわからない。コートで時間過ごし続けることができればいいと思っている」とデミノーは初出場がかかるATPファイナルズについて語った。 デミノーは次のラウンドで、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-3 7-6(7)で破って勝ち上がった予選勝者のヤクブ・メンシク(チェコ)と対戦する。 そのほかの試合では第7シードのジャック・ドレイパー(イギリス)がルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を7-5 6-1で退け、カレン・ハチャノフ(ロシア)がブランドン・ナカシマ(アメリカ)に1-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)は1セットダウンから巻き返して第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-7(5) 6-4 6-3で倒し、ベスト8が出揃った。 準々決勝ではドレイパーがマハーチュと、ハチャノフはマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と顔を合わせる。
テニスマガジン編集部
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