【NFL】試合終了間際のFGブロックでチーフスの無敗を維持したLBシェナル
シェナルのチームメイトたちが左サイドでブロンコスのフィールドゴールユニットを崩したことも功を奏した。その中にはディフェンシブエンド(DE)ジョージ・カーラフティスやLBジャック・コクランが含まれており、シェナルはそのプレーにおける彼らの努力をしっかりと評価している。
「ボールは俺の手のひらの真下にあったんだ。みんなの力強い後押しのおかげで、やり遂げることができた。しばらくの間、ああいう場面で勝つことについて話していたんだけど、今回は重要な場面でそれを実現できた」とシェナルは話している。
マホームズが言及したように、シェナルが重要な場面でキックをブロックしたのはこれが初めてではない。現在24歳のシェナルは今年2月に行われた第58回スーパーボウルの第4クオーターで、サンフランシスコ・49ersのKジェイク・ムーディのポイントアフターアテンプトを手で阻止。これにより、49ersのリードは3点にとどまり、そこから追い上げたチーフスが延長戦の末にスーパーボウル連覇を成し遂げた。
ブロンコス戦でプレーを決めた後にそのプレーについて尋ねられた際も、突進してその瞬間を生み出すのに貢献したDEマイケル・ダナを称賛したシェナルは、次のようにコメントしている。
「(スーパーボウルのプレーについては)マイク・ダナに賛辞を送りたい。スタッツでは俺が触ったことになっているけど、本当の意味でボールを止めたのは彼だ。スタッツには反映されていないけど、彼の功績は大きい」
このような選手だからこそ、チーフスではシェナルがそのプレーを決めたことに驚く者も、手柄を主張する者も現れなかったのだ。
ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは試合後に「彼は素晴らしいアスリートで、大きくて力強い子だ。練習でも試合でも常に全力でプレーして、どこでもプレーするが、決して多くを語らない」と述べている。
「(彼は)大家族の出身で、40人くらい兄弟姉妹がいるから、分け合うことに慣れているし、誰が評価されようとされまいと気にしない。ただ、やるべきことをやるだけだ」