「比国平はなもも街道」満開 展望台を新たに整備 長野県豊丘村
長野県豊丘村河野の「比国平はなもも街道」で、200本余りのハナモモが最盛期を迎え、咲き誇る赤、白、ピンクの花が地元住民や観光客らの目を楽しませている。 同所のハナモモは、1999年に地元住民が阿智村清内路から原種苗150本を購入し、自宅周辺に植樹したのが始まり。自作地や道路側面の村有地などを借りて植樹を進め、徐々にその数を増やしていった。 2002年には近隣住民らも参加して植樹を行い、道路に沿って斜面をハナモモが彩る、現在の風景が創り出された。「比国平」の名称は、住民の屋号に由来する。 今年は新たに、地区住民らが展望台を整備。見晴らしが良くなるよう支障木や雑草を除去してベンチを設置するなど、高台からハナモモを眺める環境を整えた。斜面に咲くハナモモとは雰囲気の異なる景色をゆっくりと楽しめる。