フランシス・ガヌーのアンソニー・ジョシュアへの発言にコーチが補足 | ボクシング
ランシス・ガヌーがジョシュアを挑発し、心理戦の構えを見せている。コーチがこの発言をフォローした。
元UFCヘビー級王者フランシス・ガヌーが、2度世界ヘビー級王者に輝いた実績のあるアンソニー・ジョシュアと対戦する。試合に先駆けて心理戦の幕開けの様相を見せている。 2人のスーパースターは日本時間3月8日、サウジアラビアのリヤドで対峙する。プロボクシング2戦目を迎えるガヌーにとって大一番となる。 10月のプロボクシングデビュー戦ではいきなりWBC王者タイソン・フューリーを相手に奮戦。ボクシング界に波乱をもたらす存在となり、自信を深めているガヌーだが、第2戦には、2023年に3連勝し再び最高の状態にあるとみられるジョシュアが立ちはだかる。 しかし、相手の調子がガヌーに影響を与えることはない。今月に行われた試合発表会見で、ガヌーは五輪金メダリストでもあるジョシュアは「アゴが弱い」と主張し挑発を試みた。 数日後、DAZNの独占取材に対し、チームコンバットリーグのコーチであり責任者のデューイ・クーパーが、ガヌーの発言の真意を明かした。 「前に出るような、圧力をかけるスタイルで相手を攻めている時のことを言っているんだ。アンソニー・ジョシュアがオト・ヴァリン戦で見せたようにね。ノックアウトできるパワーを持つ相手にそれをやるのは、恐怖や危険が伴う。特にフランシス・ガヌーのようにワンパンチでKOする力のある相手の場合はなおさらだ」 「私はコーチとして、ジョシュアのアゴを決して軽視するつもりはない。彼はオリンピックの金メダリストであり、2度のヘビー級ボクシング世界王者だ。彼の実力、才能をよく理解している」 「しかし、フランシス・ガヌーほどにもなると、世界最高のパンチ力が認められた者として、対峙する全員に対してそう感じるものだ。試合に向かう上で素晴らしい気持ちの持ち方だ」
Matt Astbury