『ブリーディング・ラブ はじまりの旅』©2024 SOBINI FILMS, INC. All Rights Reserved.

　ユアン・マクレガーとその娘クララ・マクレガーのW主演作『Bleeding Love（原題）』が、『ブリーディング・ラブはじまりの旅』の邦題で7月5日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。 【写真】場面カット（複数あり） 　本作は、ユアン・マクレガーとその実の娘で俳優・プロデューサーのクララ・マクレガーがW主演にして親子役を演じ、2023年サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で上映された人間ドラマ。実際に問題を抱えた時期のあったマクレガー親子がその経験を乗り越え、父と娘の“愛と回復への旅の物語”を完成させた。 　映画デビュー30周年を迎えるユアン・マクレガー。実生活では長年連れ添った妻との離婚、再婚によって、娘クララとの親子関係に問題を抱えていた。そんなクララが最愛の父へ送った1つのラブレター・“脚本”をきっかけに本作は生まれた。互いの人生の変化に傷つき、会わない時期もあった2人だが、ある日クララから脚本を渡されたユアンは「その美しさに度肝を抜かれた。（私たちの）実際の話ではないけれど、私たちのことを感じられる内容だったんだ」と語っている。 　何年も疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、父は彼女をニューメキシコ州に向かう旅に連れ出す。関係を修復したくても、どうすれば2人の溝を埋められるか分からない。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができず反発を繰り返す。旅の目的地が近づいてきた時、2人はお互いが抱える問題と向き合うことになる。 　クララは、親子間の問題や大切な記憶をオリジナルのストーリーとして同世代の女性脚本家たちと共に脚本を手がけた。製作には『パスト ライブス／再会』『キャロル』のプロデューサー陣が名を連ね、ジャネール・モネイ「PYNK」のMVでグラミー賞にノミネート、ゾーイ・クラヴィッツ起用のスーパーボウル・スポットを手がけたエマ・ウェステンバーグが長編初監督を務めた。 　あわせて公開されたポスタービジュアルには、青いトラックでアメリカ南西部を旅する2人と、「BLEEDING LOVE」のロゴがあしらわれ、LOVEの文字の中に「大嫌いなパパを、愛してる」というコピーが浮かび上がっている。