坊っちゃん列車が再開、松山 運転士確保にめど、昨秋から運休
伊予鉄道(松山市)が運転士不足で昨年11月から運休していた観光列車「坊っちゃん列車」が20日、人員確保にめどがついたとして運行を再開した。道後温泉駅を出た始発列車に、集まった観光客らが手を振って送り出した。運転士の出来功太郎さん(39)は「久しぶりの乗車を楽しんでいただけるよう、安全第一で運行したい」と話した。 坊っちゃん列車は、1888~1954年に走っていた伊予鉄の蒸気機関車(SL)をモデルに2001年に運行を開始。松山市が舞台の夏目漱石の小説「坊っちゃん」にちなんで名付けられた。 運行ダイヤは以前と同様。道後温泉と松山市中心部の間を土曜、日曜、祝日に各8便運行する。