香港警察が摘発「ディープフェイク詐欺団」の手口 生成AIで架空の人物を捏造、被害総額69億円超
■取り分4割の誘惑に勝てず そこに応じた新人たちは、グループに加わった後に初めて(仕事の内容がロマンス詐欺であるという)真実を知ることになった。しかし騙し取った金額の4割が自分の取り分になるという誘惑に負け、グループから抜けることなく犯罪に手を染め続けた。 10月14日の香港警察の発表会では、サイバー犯罪局の陳智穎(チャン・チーイン)警視正が、ビデオ通話の画面上で自分の顔と声を若い女性のものに変える実演を行い、ディープフェイク詐欺への注意を喚起した。
陳警視正のアドバイスによれば、ビデオ通話で不信感を抱いた場合には、相手に対してカメラの前で首を左右に振ったり、顔の前で指を振ったりするように求めると、(動きの不自然さなどから)フェイク画像かどうかを見抜きやすいという。 (財新 駐香港記者:文思敏) ※原文の配信は10月15日
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