【陸上】40歳・岡本直己が来年1月で引退へ 都道府県駅伝通算134人抜き、マラソンでも活躍
中国電力に所属する岡本直己が来年1月に引退することが12月13日、明らかになった。 日立の福嶋摩耶が現役引退 城西大で活躍 実業団では病に苦しむ「思うように走れない日々」 1984年5月生まれで40歳の岡本。鳥取・東伯中、由良育英高(現・鳥取中央育英高)を経て明大に進んだ。大学2年時には、箱根駅伝予選会の14年ぶり突破に貢献し、2005年本戦に出場。3年連続でタスキをつなぎ、3年時には1区6位の成績を残し、4年時には花の2区(区間9位)を務めた。 卒業後の07年に中国電力へ入社。元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)ではチームの大黒柱として主要区間を務め、10年では5区で区間賞に輝いた。 その名がさらに知られるようになったのは、所属先の本拠地・広島で1月に開催される全国都道府県対抗男子駅伝。出場は19回を数え、通算134人抜きを達成するなど、同大会の注目選手となった。また09年には7区で区間賞を獲得している、 このほか、マラソンでも19年に行われた東京五輪代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で10位。22年大阪マラソンでは同学年の今井正人(トヨタ自動車九州/現・順大コーチ)と競り合いながら、2時間8分04秒の自己ベストをマークした。昨年10月に行われたパリ五輪MGCにも出場して16位の成績を残している。 来年のニューイヤー駅伝にはチームのエントリーリストに名を連ねたものの、引退を決意。同社によると、1月26日の大阪ハーフマラソンが現役ラストレースとなる。引退後は社業に専念するとしている。
月陸編集部