職員が入所者の目や口をテープでふさぐ『撮影した画像を同僚に共有』障害者支援施設で虐待 和歌山県が施設へ監査に入る
和歌山県上富田町の障害者支援施設で女性職員が入所者に対し、目や口をテープでふさぐなどして虐待をしていた問題で、10日に和歌山県が監査に入りました。 上富田町の障害者支援施設「南紀あけぼの園」の女性職員(30代)今年1月、知的障がいがある入所者の目と口をテープでふさぎ、その様子をスマートフォンで撮影していたということです。 職員は撮影した画像を同僚に共有していたことや、別の入所者にも顔を叩くなどの虐待行為を行っていたことが分かりました。 県は障害者総合支援法に基づく監査を行うため、10日午前10時過ぎに県の障害福祉課の職員らが施設に入りました。施設のこれまでの業務や介護の状況などを確認するとみられています。 事業団の聞き取りに対して職員は「入所者が大声を出していたので、何とかしてほしいという声があり、テープで口をふさいだ」などと話していて、事業団は女性職員を懲戒解雇とする方針です。