【MLB】 カムバック賞にブレーブスのセール、Wソックスのクローシェが選出 セールはV字復活で投手三冠
日本時間11月15日、MLBでは「オールMLBアウォード」授賞式で、各リーグのカムバック賞が発表された。今季は両リーグ共に故障に苦しんだ先発左腕が選出。ナ・リーグは投手三冠に輝いたクリス・セール、ア・リーグは209奪三振を記録したギャレット・クローシェが受賞した。 ナ・リーグのカムバック賞には、リーグ投手三冠に輝いたクリス・セール(ブレーブス)が選ばれた。35歳のセールは27先発で防御率2.11を記録し、レッドソックスの世界一に貢献した2018年からキャリアが下り坂に。故障でほとんど投げられないシーズンと、投げても防御率4点台のシーズンを繰り返し、ついに昨オフにレッドソックスからトレード放出。新天地のブレーブスでなんとキャリアハイの18勝、防御率2.38で自身初の防御率タイトル、225奪三振で自身3度目の奪三振王を獲得するなど、V字復活を見せた。投手三冠を獲得した今季は、カムバック賞のみならず、全盛期に惜しくも逃し続けたサイ・ヤング賞の初受賞も確実だ。 一方、ア・リーグのカムバック賞には、ギャレット・クローシェが選ばれた。クローシェは2020年ドラフト1巡目(全体11位)でホワイトソックスに入団すると、2020シーズン中に即MLBデビュー。2021年はリリーバーとして54試合に登板し、防御率2.82と活躍した。しかし、2022年にトミー・ジョン手術を受けると、2023年も13登板のみに留まった。2024年は本来の先発投手の役割に戻り、大ブレイク。32先発で防御率3.58、209三振を奪い、初めてオールスター選出も果たした。