A代表デビューで存在感示したゴードンがEURO2024へ猛アピール 「非常にポジティブなイングランド代表デビュー」 「EUROへの見通しが立った」
英メディアでは高評価
イングランド代表は国際親善試合としてブラジル代表と対戦したが、0-1で敗戦。2022年カタールW杯準々決勝のフランス戦以来の敗戦となった。 90分を通してあまりチャンスを作れず、逆にブラジルに多くのチャンスを作られてしまったイングランド代表。多くの課題が見つかる試合となったが、中でも好パフォーマンスを見せたのが、イングランド代表デビューを飾ったアンソニー・ゴードンだ。 左ウイングでスタメン出場したゴードンは75分までプレイ。積極的に仕掛ける姿勢を見せ、カットインから惜しいシュートを何本か見せた。初出場で存在感を見せたゴードンに英メディアは軒並み好評価をつけている。 英『Sky Sports』ではジュード・ベリンガムの8点に次ぐ、7点をゴードンにつけこのように評価している。 「非常にポジティブなイングランド代表デビュー。静かなスタートを切ったニューカッスルのウイングは、直接ボールを運んでダニーロに襲い掛かった。2得点する可能性もあったが、ベントがブラジルゴールを阻止した。ガレス・サウスゲイトは試合前、『彼は良いプレイができると自信を持っている』と語ったが、その通りだった」 さらに英『Daily Mail』でもベリンガムの7.5点に次ぐ7点を獲得しており、「ベリンガムと好連係を見せ、不運にもゴールに向かうインスイングのシュートが枠を外れた。またすぐに同じようなシュートを放ち、目的意識を持ってプレイした。EUROへの見通しが立った」と好評。 また英『Evening Standard』ではゴードンにチームトップの7点をつけており、「初招集後すぐにフル代表デビューを果たした。この試合では、ベントに2度シュートを放ったが、好セーブに阻まれた」と伝えている。 ブラジル代表の選手に比べ、思ったようなパフォーマンスを発揮できた選手が少なかったイングランド代表だが、ゴードンはしっかりと自分の真価を示したと言っていいだろう。ゴードンと交代して出場したマーカス・ラッシュフォードも短い時間の中では結果を残せず、イングランド代表の左ウイング争いでゴードンは指揮官へのアピールに成功したと言える試合だった。
構成/ザ・ワールド編集部