「新ハロ」「わかハロ」「サポステ」とは? ~若者向けハローワークの就職支援~
ハローワークと聞くと離職者が利用するところと連想するかもしれませんが、新卒者や今はアルバイトで働いているけども正社員での就職を考える若い方の支援も行っています。では、どのような支援があるのでしょうか。本記事では、厚生労働省の取り組みを紹介します。
新卒者のための支援 「新卒応援ハローワーク(通称:新ハロ)」
新卒応援ハローワークの対象は、大学・大学院・短大・高専・専修学校などを卒業する学生・生徒です。卒業後、おおむね3年以内の方に支援を行っています。各都道府県に1ヶ所以上、全国では56ヶ所に設置されています。 一人ひとりの希望や悩みなどに寄り添いながら、就職活動の進め方・求人の選び方などの相談ができます。また、エントリーシートや履歴書などの応募書類の作成における支援や、面接指導など選考過程に応じた支援も行っています。専門の就職支援ナビゲーターが担当者制で対応しています。 また、「ビジネスマナー講習」「就職活動の進め方講座」などの各種セミナーや、就職面接会の開催など、就職の役立つイベントも主催しています。 1.個別支援の主な内容 ・個別相談 ・エントリーシート、履歴書の作成支援 ・面接指導 ・情報収集・求人検索のサポート 2.イベント開催の主な内容 ・就職面接会 ・ビジネスマナー講習 ・身だしなみ講座 ・就職活動の進め方講座 ・面接基礎対策講座
アルバイト就業中の方が正社員就職するための支援 「わかものハローワーク(通称:わかハロ)」
わかものハローワークは、おおむね35歳未満のパートやアルバイトとして働いている方で、正社員としての就職に一歩を踏み出そうと考える若者を対象に支援を行っています。全国の「わかものハローワーク」(全国21ヶ所)、「わかもの支援コーナー」および「わかもの支援窓口」(200ヶ所)で行っています。 一人ひとりの状況に合わせ、正社員就職に向けた支援プランを作成し、早期就職実現のための職業相談や職業紹介、アドバイスなどを専門の就職支援ナビゲーターがマンツーマンでサポートします。応募の仕方、仕事の探し方、仕事への不安など、疑問や悩みが生じた場合はいつでも相談ができ、履歴書や職務経歴書等の作成支援、面接対策も行っています。 また、正社員就職のためにスキルアップが必要な場合には、職業訓練に関する情報提供、訓練受講に向けた相談を地域のハローワークと連携して実施しています。その他にも就職に役立つ各種セミナー等も実施しています。 1.個別支援の主な内容 ・正社員就職に向けた支援プランの作成 ・職業相談 ・職業紹介 ・応募の仕方、探し方の相談 ・応募書類の作成支援 ・面接指導 2.スキルアップ支援 ・職業訓練情報の提供 ・受講相談