スティーヴン・マルクマス擁する“ザ・ハード・カルテット”、デビュー・アルバム発売決定&MV公開
ペイヴメントのスティーヴン・マルクマス、アデルのギタリストであり、ズワンやチャベスのメンバーでもあるマット・スウィーニー、ダーティー・スリーのメンバーにしてキャット・パワーなどと活動をしているドラマー / ソングライターのジム・ホワイト、タイ・セガールとの共演でも知られるエメット・ケリーによるスーパー・バンド“ザ・ハード・カルテット”(The Hard Quartet)のデビュー・アルバム『The Hard Quartet』が、10月4日(金)にリリースされることが決定。あわせて、先行シングル「Rio's Song」をミュージック・ビデオとともに公開しています。 同曲は、先日、〈FUJI ROCK FESTIVAL’24〉RED MARQUEEを沸かせたアイドレスが監督を務めたミュージック・ビデオとともに公開されたデビュー・シングル「Earth Hater」以来となるシングル。MVについて、バンドは「『Rio’s Song』のビデオは、夏の暑い昼下がりにニューヨークのダウンタウンで仲間たちと繰り広げられるストリート・ロックへのオマージュだ。監督のジャレッド・シャーバートは、2024年7月15日にセント・マークス・プレイスとインターナショナル・バーでゲリラ的に撮影した。地元ニューヨークのアーティストやミュージシャン、活動家、スケーター、そしてバンドにとってかけがえのない人物たちをフィーチャーしている」とコメントしています。 GQ(音楽メディア)によると、「ほどなくして、グループ全員は当時を笑いながら振り返り、彼らの誇り高きリーダー不在の新しいコラボレーションの自由奔放なプロセスを垣間見せてくれた。このアイデアは、パンデミック初期にスウィーニーがマルクマスに電話で最初に提案したものだ」と、短いプロフィール記事でバンドを紹介しています。 ザ・ハード・カルテットは、最初の1週間の共同作業でアルバム1枚分の曲を作り上げ、以前のどのプロジェクトとも異なるアイデンティティを確立しました。マット・スウィーニーは、「僕たちは様々な形でコラボレーションを行い、ツアー中にお互いとしばしば出くわした。その後、自分たちだけのルールで業界のトレンドや基準とは無関係に一緒に音楽を作ろうというアイデアは、迷う暇もなく『YES』というべきものだった」と、畏敬の念を込めて振り返っています。「これはプロジェクトではなく、バンドなんだ」とマルクマスはきっぱりと言い、スウィーニーは「そうだー!」と勝ち誇ったような、唸り声で返事をしたとのことです。 Photo by Atiba Jefferson