チンパンジーの母親、死んだ子ザルを3カ月も離さず スペインの動物園
スペイン東部バレンシアにある動物園「ビオパルク」で、チンパンジーの母親が3カ月も、死んだ赤ん坊を離さないでいる。動物園の責任者によると「来園者は最初、死んだ子ザルを見てかなりショックを受けるが、なぜ母親から取り上げていないのかを説明すると、すぐに理解してくれる」と話した。 悲しみに暮れる、チンパンジーの母親。 死んだ赤ん坊を何カ月も離さない。 チンパンジーも親しいサルの死を悲しむことはあるが、これほど強く、長い悲しみはまれだ。 ビオパルクの園長、ミゲル・カサレス氏 「来園者は最初、死んだ子ザルを見てかなりショックを受けるが、私たちがなぜ母親から取り上げていないのか、なぜ見守っているのかを説明すると、すぐに理解してくれる」 ナタリアという名のこのメスは、生後数日で子どもをなくした。 (ナレーションなし)