【高校野球】今春京大20人現役合格の神戸の左腕・船見将太に異例NPB4球団スカウト視察
◆春季兵庫県大会 ▽2回戦 明石商5―4神戸(20日・G7 STADIUM KOBE) 春季兵庫県大会は2回戦が行われ、地区大会を勝ち抜いて37年ぶりの出場を果たした古豪・神戸は、昨夏兵庫大会準Vの明石商に4―5で惜しくも敗れた。今春、京大に20人が現役合格した県内トップクラスの進学校。9回9安打5失点で完投した左腕・船見将太主将(3年)の視察に、異例とも言えるNPB4球団のスカウトが訪れた。センバツ準Vの報徳学園は尼崎小田を3―1でくだした。 失策も絡み、船見は初回に3失点。「立ち上がりにストライクが入らず、甘くなったところを打たれた」と唇をかんだが、甲子園4強経験もある強豪相手に、152球の熱投だった。3番打者としても9回2死三塁、1点差に迫る中越えの適時三塁打で意地を見せた。 神戸一中時代には、1919年夏の甲子園で優勝。春夏通算7度の出場を誇るが、47年夏を最後に聖地から遠ざかる。「まず1勝を掲げていたので悔しい。夏に向けて、ストライク先行で打たせて取る投球を心がけたい」と船見。さらなるレベルアップを図り、今夏、“古豪”の名を返上する。
報知新聞社