中国製鉄道車両、南米チリで運行開始
【東方新報】中国国営の鉄道車両メーカー「中国中車(CRRC)」の100パーセント子会社で、山東省(Shandong)青島市(Qingdao)に拠点を置く「中国中車青島四方機車車輛(CRRC Qingdao Sifang、中車四方)」は20日、同社製造のディーゼルと電気のデュアルパワーの鉄道車両が19日に中南米のチリで運行を開始したと発表した。 動力車はディーゼルエンジンと電動モーターの切り替えが可能で、最高時速160キロの性能を持つ。 この列車は通常236人の乗客を収容し、過負荷モードでは630人の乗客を運ぶことができるという。チリ運輸通信省も「南米最速の列車が運行を開始した」と発表した。 この列車はチリの首都サンティアゴと中部の主要都市クリコを、これまでより20分短縮した2時間で結んでいる。 「中車四方車両」は、チリの鉄道各区間向けに合計195両の車両を落札しており、それらは電気複数ユニット(EMU)、ディーゼルエンジン車両、デュアルパワー車両が含まれている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。