ソウル市内の大型スーパーの化粧品売り場（資料写真）＝（聯合ニュース）

【世宗聯合ニュース】韓国関税庁が3日に発表した統計によると、1～3月期の化粧品の輸出額は23億ドル（約3500億円）で前年同期比21．7％増加した。1～3月期として過去最高だった。 　化粧品の輸出額は2021年に年間ベースで過去最高の92億2000万ドルに達したが、22年に中国市場の不振で79億8000万ドルに減少した。昨年（84億9000万ドル）は増加に転じ、今年も好調が続いている。 　関税庁は輸出好調について、韓国文化に対する関心が高まったことで「Kビューティー（韓国発の美容や化粧品）」が世界的に定着した結果だとの見方を示した。消費者の満足度が高い唇用化粧品、優秀な品質の日焼け止めなどが輸出をけん引していると説明した。 　品目別では、化粧水や乳液など基礎化粧品の輸出額が10億2000万ドルで最も多く、全体の44．4％を占めた。口紅、マニキュアなどメーキャップ化粧品は3億6000万ドルで15．5％を占めた。 　1～3月期の輸出先は175カ国・地域。中国向け輸出額が6億1000万ドルで最も多かったが、前年同期に比べ4．6％減少した。次いで米国向けが3億8000万ドル、日本向けが2億4000万ドル、ベトナム向けが1億5000万ドルなど。 　昨年は過去最多の195カ国・地域に化粧品が輸出された。