プロポーズを成功させる秘訣とは?4つの感動エピソードから個性派アイデアまでプロに聞いてみた
感動的なプロポーズ演出エピソード
ところで世の中には、まだまだいろんなプロポーズの演出方法がある。どのようなプロポーズがあり得るのか探るべく、挙式やパーティーなどの企画を行う株式会社ベストブライダルに当たってみた。 同社では専任のプロポーズプロデューサーが、プロポーズの打ち合わせから当日までを全面サポートする「最高のプロポーズ」というサービスを展開している。 レストランでディナーコースを堪能した後、貸切チャペルへと移動し、二人きりでサプライズプロポーズを行う「チャペルdeプロポーズ」プランなどが用意されている。 これまで200組以上のカップルに携わってきたという同社のプロポーズプロデューサーの小川真里氏に、感動的だったプロポーズを教えてもらった。 ●108本の赤バラによるプロポーズ! 「20代後半のカップルのエピソードです。男性が起業されたばかりで、やっと安定した収入になったタイミングでのプロポーズでした。ただし、忙しすぎて時間が取れないため、『彼女の喜ぶプロポーズを提案してほしい』とリクエストいただきました。 私からご提案したのは、『記念日にレストランでディナーをしよう』とお連れいただき、お食事をお召し上がりいただいた後にチャペルへと移動し、『結婚してください』という意味を持つ108本の赤バラの花束でプロポーズを行うこと。特大な赤バラの花束は両手でないと抱えきれないボリュームで、存在感も抜群です。 『もっと特別感がほしい』とのことでしたので、1,000本の赤バラのアートフラワーでチャペルを華やかに装飾し、まるで海外ドラマのようなプロポーズシーンを演出し、プロカメラマンによる華やかな写真も残していただきました。 そしてチャペルを出た後はもうひとつのサプライズとして、リムジンが待機していて、そのままラグジュアリーホテルに向かい、スイートルームにご宿泊いただくという豪華づくしのプロポーズでした」 ●子連れ再婚の男性が子どもと一緒にプロポーズ! 「男性が再婚でお子様が二人、女性が初婚というカップルです。しっかりとプロポーズをしたいけれど、お子様を連れてくるか、二人だけにするか悩まれていたので、お子様にも登場していただく演出をご提案しました。 『4人でレストランで食事』という名目でお越しいただき、お食事終盤に男性だけ先にチャペルへ向かって待機。その後お子様二人が女性の手を引いて移動し、女性とお子様の3人で並んでチャペルに入っていただきました。『新しい家族』としての記念すべき第一歩目を、ご家族4人の思い出に残していただくことができました」 後編では、ちょっと変わったプロポーズ例や、プロポーズを成功させるための演出のポイントについて紹介していく。 【取材協力】 あさま空山望「フラワープロポーズプラン」予約サイト 小川 真里氏 株式会社ベストブライダル プロポーズプロデューサー 2016年株式会社ベストブライダル入社。東京近郊のゲストハウスウエディング会場やレストランを中心に、今まで200件以上のプロポーズに携わる。 https://www.bestbridal.co.jp/propose/ 取材・文/石原亜香利
@DIME編集部