アップルもメタも謎だらけ、「10-K」のルール刷新が不可欠
ビッグテックの収益情報はベールに包まれている(写真:ブルームバーグ)
マリアナ・マッツカートはユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のイノベーションと公共価値の経済学教授で、UCLのイノベーション公共目的研究所(IIPP)の創設者兼所長。共著者であるイラン・ストラウスはUCLのイノベーション公共目的研究所(IIPP)のリサーチ・アソシエイトである。 © Project Syndicate 1995-20222021年、アルファベット(グーグルの親会社)、アマゾン、アップル、メタ(フェイスブックの新しい社名)、マイクロソフトは、売り上げと利益の面で世界最大の企業の仲間入りを果たした。この5社だけで、イタリアのGDPを上回る額の時価総額が増加した(2.1兆ドルに対し、2.5兆ドル)。 これらビッグテックは現在、アメリカの株価指数S&P500の4分の1近くを占め、アメリカの非金融系上場企業の研究開発費の4分の1を占めている。アマゾンは世界第5位の雇用主であり、今もなお成長を続けている。
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マリアナ・マッツカート