『虎に翼』第6週「女の一念、岩をも通す?」振り返る 苦楽を共にした仲間たちとの別れ
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第26話から第30話までの第6週「女の一念、岩をも通す?」を振り返る。 【写真】土居志央梨、劇中とは正反対のオフショット 第26話では、寅子(伊藤沙莉)、よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)が初めての高等試験に臨むが不合格に。クラスメイトで筆記試験を通過したのは、花岡(岩田剛典)と稲垣(松川尚瑠輝)のみだった。寅子たちが次の高等試験に向けて意気込んでいた頃、香淑が兄と住む家に特高がやってきていた。さらに、女子部の新入生募集停止のニュースがもたらされ、寅子は香淑を先頭に大学へ抗議へ行く。 第27話では、寅子たちが明律大学を卒業。はる(石田ゆり子)から、働きながらであればまた試験を受けることを許可された寅子は、雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を目指すことに。花岡とはお昼ご飯を一緒に食べる不思議な仲となっていた。一方、竹もとで働きながら合格を目指していた香淑のもとに、特高がやってきた。兄が思想犯の疑いを掛けられたことが影響して、香淑もずいぶん前から目を付けられていたことを初めて知った寅子たちは衝撃を受ける。 第28話では、寅子たちは香淑のことを思い、朝鮮に帰ることを勧めた。そして香淑との思い出作りのため海へ訪れた。そこで香淑の名前は朝鮮の言葉でチェ・ヒャンスクであることを知る。そのすぐ後、涼子の父が芸者と失踪。涼子は「母・寿子(筒井真理子)を見捨てることができない」と婿を取って家を継ぐことを決意する。こうして香淑と涼子の2人が試験を辞退することになってしまった。 第29話では、涼子と香淑の思いを背負って、寅子たちが再び高等試験に挑む。だが、そこに梅子の姿はなかった。梅子は夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)だけを連れて家を出たため、試験を受けられなかったのだ。筆記試験に合格した寅子は口述試験の準備を進めるが、試験前日に重い生理痛がやってきてしまう。しかし、寅子は見事、司法試験に合格。一方、優三(仲野太賀)は不合格になり、この道を諦めると宣言したため、寅子は複雑な思いを抱える。 第30話では、寅子、久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)が高等試験に合格する。合格者が3人も出たことで、廃部寸前だった明律大学女子部は息を吹き返す。初の女性弁護士誕生と新聞が大々的に報じ、大学では祝賀会が開かれることに。口述試験に落ちたよねは寅子のもとを訪れ、「いつか必ず合格してみせる」と寅子に約束する。
リアルサウンド編集部