異文化への関心高める 和合小学校が5カ国の出身者招き交流会【長野県阿南町】
長野県阿南町の和合小学校は7日、同町在住の外国人を招いて「インターナショナルパーティー」を開いた。アメリカ、イギリス、韓国、ドイツ、フィリピンの5カ国の出身者とその家族ら7人が来校。児童らは、各国の母国語に触れながらそれぞれの文化や環境、食べ物などを学び、異国への理解と関心を深めた。 同校の外国語学習の一環。身近な地域で生活する外国人との交流を通じ、多文化共生の楽しさを子どもたちに経験してもらおうと、2021年から毎年開催している。 体育館には写真や地図、菓子などを並べた各国のブースが設けられ、それぞれの出身者が母国を紹介。児童7人はパスポートに見立てた冊子を手にブースを回り、食べ物や生活様式などについて説明を受けたり、住んで感じた阿南町の魅力を質問したりして交流した。 韓国ブースでは、新野地区在住の夫婦が「日本語と韓国語には似ているところがある」と話し、両国で似た読み方をする単語を紹介。4年の児童は「いろんな国の文化を知れて良かった。韓国とは言葉や文化など似ている部分が多いと思った」と話していた。 金田信夫教諭は「言葉や人種は違っていても仲良く交流する体験をし、国際感覚を身に付けてほしい」と期待するとともに、世界情勢を踏まえて「平和教育にもつながれば」と話していた。