&TEAM・YUMA、小学校時代から芸能界でもまれデビュー勝ち取る その裏にあった家族の支え
9人組グローバルグループ・&TEAM(エンティーム)のインタビュー企画第5弾はYUMA(20)。先月発売した初シングル「五月雨(Samidare)」については「時間がない中でレコーディングは大変だった」と振り返り、次回作「青嵐(Aoarashi)」(8月7日発売)には「アップテンポの中で寂しさも感じられる曲」と打ち明けた。小学時代から芸能界でもまれ「&AUDITION」でデビューを勝ち取ったが、その裏には「家族の応援があったから」とも。7月のアリーナツアーやメンバーへの思いも聞いた。 発売初週で44万枚をセールスした初シングルは、厳しい環境の中で制作された。 「僕たちが『五月雨』をもらったのが割と遅くて、レコーディングまであまり時間がありませんでした。韓国からわざわざプロデューサーの方が日本に来てくれたんですが、時間的にも厳しくて、レコーディングを進行しつつディレクションしてもらう感じ。待機室で練習して急いで対応しなきゃいけなかったので、めちゃくちゃ大変でした」 春夏秋冬の4部作の2作目となる夏の楽曲は、柔らかな「五月雨」とは違う魅力があるそうだ。 「先日レコーディングが終わりました。今回もほとんど毎日スタジオにいた感じで、みんなすごい頑張りました(笑い)。表題曲はアップテンポですが、爽やかすぎず、どこか少し寂しさがあったりで、&TEAMらしさが出ていると思います。次も複数曲が収録されますが、いろんなテイストの楽曲があってメリハリのある一枚に仕上がっています。楽しみにしてください」 7月から念願のアリーナツアーが始まるが、喜びよりもファンへの責任を感じているようだ。 「前回のツアーでは改めてルネ(ファンネーム)の大切さに気づきました。僕たちって毎回、応援方法を準備しているんですが、みんなしっかり練習してきてくれて『一緒に歌って』と言うとバッチリ決まるんです。それにライブの日のために髪をきれいにしたりネイルもちょっとやってたり。ネームボードを作ってくれたり、準備して来てくれる姿を見るとエンジンがかかりました。ルネの皆さんとアリーナで会えるのは幸せなんですが、でもその分、前のままじゃいけない。もっと進化した自分たちを見せるために、死ぬ気で練習しないとダメだと思っています」 ホールツアーでは観客席に下りてファンと触れ合ったが、アリーナではどうなのだろうか。 「観客席に下りるのは楽しみでテンションもグッと上がりました。僕、自分のネームボードを見つけたら必ずそこの場所に行きます。皆さんもボード作ったら来てくれるみたいなのを分かっているようで、何かつながっているなって感じますね。アリーナは会場が大きくなるからトロッコとか使うことになるのかな~。まだリハにも入っていないのでこれからですね」 姉の影響でジャズダンスを始めた。小学校時代から芸能の世界に身を置いてから、プロへの憧れが強くなっていったそうだ。 「5、6歳ぐらいから地元でダンスを習い始めて、プロを意識したのは事務所に入って芸能の仕事をしてからです。で、違う事務所に変わってからその気持ちがどんどん強くなっていきました。フリーになってからは、いろんなオーディションにチャレンジして、韓国の事務所もめちゃ受けました。Kポップアイドルの事務所のいくつか受けた中の一つがHYBEの『&AUDITION』です。スカウトされる子もいますが、僕はダンスや歌を自分で撮って送っていました。奇跡的にビデオを見てもらって、全ての事務所から声をかけていただきました。どこにしようか悩みましたが、決め手になったのはBTS先輩の存在ですね。あと『4人(EJ、K、ニコラス、タキ)と一緒にデビューしたい』と思いました」 最終審査では5人の合格者が選ばれた中、4番目にアナウンスされた。 「『絶対呼ばれる』と思っていたんですけど、最後は神頼みで『呼ばれますように、呼ばれますように』って祈っていました。合格した瞬間は全てから解放されたというか、全身からハッピーエネルギーが出てヤバかったです。体も今までにないような感じで、たぶん3ミリぐらい体が浮いてました(笑い)」 夢のために努力し続けたメンタルの強さは、家族の支えで育まれたようだ。 「僕が諦めずにデビューを目指してこられたのは家族のおかげです。両親はずっと『気持ちが折れちゃダメ。デビューできるのは本当にひとつまみだから諦めないで』と言っていました。僕が中学の時に一人で上京して寮暮らしをしていたんですが、寂しくて何もできない時に家族全員で東京に応援に来てくれて『みんなで頑張ろう』って。家族の協力なしに今の自分はないと思っています」 高い処理能力と強い忍耐力は、自身に課すルールの高さから身についたモノだろう。その縛りを解いた時の“顔”が見たい。(国分 敦) ◆YUMA(ユウマ)2004年2月7日、兵庫県出身。20歳。ハイトーンが魅力でダンスもハイクオリティー。MC能力も高くグループの広報的存在。趣味はアニメ、ゲーム、DVD観賞。身長174センチ、血液型AB。 ◆YUMAが見たメンバー◆ ▼EJ(21)「普段はリーダーとしてバッチリやるけど、2人になるとEJ君の周りの時間の流れが遅い。フワフワしてかわいいです」 ▼FUMA(25)「こういうお兄ちゃんいたら最高です。ボケにも付き合ってくれて、僕のことを全部受け入れるのでうれしいです」 ▼K(26)「何でもできるカリスマ。でも、みんなの知らないおっちょこちょいな面もあって、そういうところは本当にかわいいです」 ▼NICHOLAS(21)「一緒にいることが多くて、よくドラマとか見てます。最近はバスケを教えてもらっていて師匠と呼んでます」 ▼JO(19)「世界一の天然。全てにおいて必死にやるタイプで、それ以外のところは天然ぽくなって、ちょっとKヒョンっぽい」 ▼HARUA(19)「顔もそうですが性格が弟気質でかわいい。昔はお菓子の妖精でしたが、最近はご飯をちゃんと食べています」 ▼TAKI(19)「みんなから好かれていて、いないと困るキャラ。僕に対しては怒りん坊なんですが、そんなタキもかわいい」 ▼MAKI(18)「かまってほしいと犬気質な面がある。みんなマキのことが好きで、わがままを聞いちゃうから、また甘えてくる」
報知新聞社