【ライブレポート】サカナクション完全復活「ただいま！」涙や愛あふれた2年ぶりツアー開幕
サカナクションのアリーナツアー「SAKANAQUARIUM 2024 "turn"」初日公演が、4月20日に千葉・幕張メッセ国際展示場9～11ホールで開催された。 【写真】涙を流す江島啓一（Dr）を抱きしめる山口一郎（Vo, G） 2022年7月に体調不良のため、休養期間に入ることを発表した山口一郎（Vo, G）。これ以降サカナクションは多数のライブ出演を見送ってきたが、このたび“完全復活”を告げる2年ぶりの全国ツアーが開幕した。初日公演のチケットはソールドアウト。サカナクションは復活を待ちわびた2万人のファンを熱狂させた。 開演時間を迎え、割れんばかりの拍手や歓声に迎えられて登場したサカナクション。「陽炎」では“完全復活”を高らかに宣言するような映像演出が取り入れられ、序盤から観客のボルテージは最高潮に。サカナクションは2年間のブランクを感じさせない息の合ったパフォーマンスで、会場に高揚感を漂わせた。 またサカナクションはこのライブに、スピーカーを増やして音響的な死角を減らすオリジナルシステム・SPEAKER＋を導入。場内にはサカナクションの楽曲がスケール感のある音で響いた。そして初期の代表曲であるロックナンバー「アイデンティティ」では観客が熱唱するひと幕も。中盤で披露された「ネイティブダンサー」では、先のロックなサウンドとは一転してエレクトロな音が響き、会場はクラブのような雰囲気に変貌する。さらにサカナクションは「ミュージック」「新宝島」など代表曲を立て続けに披露して観客を盛り上げた。 MCで山口は「変わらないまま変わっていきます。ここが始まりです」と宣言。江島啓一（Dr）が感極まり涙を流すと、彼に駆け寄り抱きしめた。そして山口が振り絞るように「ただいま！」と呼びかけると、オーディエンスによる「おかえり」が響きわたり、場内に感動的なムードが満ちた。 「SAKANAQUARIUM 2024 "turn"」は7月10日の神奈川・ぴあアリーナMM公演まで、全13公演が開催される。 ■ サカナクション 全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2024 "turn"」（※終了分は割愛） 2024年5月2日（木）福岡県 マリンメッセ福岡 A館 2024年5月3日（金・祝）福岡県 マリンメッセ福岡 A館 2024年5月18日（土）宮城県 ゼビオアリーナ仙台 2024年5月19日（日）宮城県 ゼビオアリーナ仙台 2024年5月24日（金）北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる 2024年5月28日（火）大阪府 大阪城ホール 2024年5月29日（水）大阪府 大阪城ホール 2024年6月15日（土）愛知県 ポートメッセなごや 第3展示場 2024年6月16日（日）愛知県 ポートメッセなごや 第3展示場 2024年6月29日（土）広島県 広島サンプラザ ホール 2024年6月30日（日）広島県 広島サンプラザ ホール ＜追加公演＞ 2024年7月9日（火）神奈川県 ぴあアリーナMM 2024年7月10日（水）神奈川県 ぴあアリーナMM
