錦織撃破のオフナー「できるだけリズムを与えないようにした。僕にとっては良い試合」<男子テニス>
マイアミ・オープン
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は21日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク40位のS・オフナー(オーストリア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク351位の錦織圭を6-3,6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後には「自分のパフォーマンスには本当に満足している」と語った。 【動画】錦織、復帰戦でのスーパーショット 初の顔合わせとなった両者。約8ヵ月ぶりの復帰戦である錦織に対し、27歳のオフナーは第1セット第2ゲームでラリー戦を制し先にブレークを奪うと、その後は安定したサービスとコートを広く使ったストロークで錦織に挽回を許さず第1セットを先取する。 第2セットは中盤までチャンスを掴めなかったが、ゲームカウント3-3で迎えた第7ゲームでブレークに成功。最後まで錦織にブレークを許すことなく、1時間19分で勝利をあげた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオフナーのコメントが掲載されている。 「彼(錦織)のような選手と対戦するのは決して簡単なことではないよ。僕にとっては良い試合だった。ちょっと苦戦していたから、彼にできるだけリズムを与えないようにしたんだ。自分のパフォーマンスには本当に満足しているよ」 2回戦で第20シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため、セルンドロはこの試合が初戦となる。 一方、34歳の錦織は昨年7月に行われたアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)でひざを負傷して以来 約8ヵ月ぶりの復帰戦だったが、これを白星で飾ることはできなかった。