ジャム勝山 ゲレンデ冬支度着々 12月21日営業予定
西日本最大級のゲレンデを誇る福井県勝山市のスキージャム勝山で10月17日、リフトへの椅子の取り付け作業が始まった。ススキの穂が黄金色に色づくなど秋の装いを深めるゲレンデで、冬への準備が本格化している。 初日は従業員5人が正面ゲレンデのリフトに2人乗り用の椅子80台を設置した。11月下旬まで作業し全6基のリフトに計578台を取り付ける。今季は11月中旬に人工造雪機を稼働させ12月21日~来年4月6日の営業を予定している。入り込み数の目標は18万人に設定している。 今季は、子どもや初心者向けの「ビキッズパーク」エリアを拡大するほか、子ども向けのレッスン会を開くなど、スキーヤーの裾野拡大を図る取り組みを強化。北陸新幹線県内開業後、スキージャム勝山に併設するホテルに宿泊するインバウンド(訪日客)や関東地方の観光客が増加しており、担当者は「冬本番の利用客増加も期待したい」と話した。 新潟地方気象台の寒候期(12~2月)予報によると、北陸地方は例年よりも冬型の気圧配置が強まりやすく「冬の降水量と降雪量は平年並みか多い見込み。大雪となる可能性が例年より高いと考えられる」としている。