住民交流の輪広がる 盆踊り5年ぶり復活 福島県いわき市久之浜・大久 太鼓や笛にぎやかに
久之浜・大久盆踊りを楽しむ夕べは3日、いわき市久之浜町の浜風きららで開かれ、2019年まで地区内で行われていた盆踊りが5年ぶりに復活した。2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止しており、地域住民が久しぶりの伝統行事を楽しみながら交流を深めた。 久之浜・大久地域づくり協議会、久之浜お囃子会、浜風きらら商店会でつくる実行委員会の主催。地区内では2019年まで久之浜漁港で開かれていた「浜の夏祭り」の中で盆踊りが行われていた。伝統の盆通りを復活・継承させようと、今年は会場を浜風きららに移し、浜風きららの夏祭りに合わせて企画した。 久之浜お囃子会のメンバーが太鼓や笛の演奏を担当した。久之浜町婦人会ら地区の女性4団体の会員が振り付けのお手本を見せて踊った。参加者は太鼓を囲み、「いわき盆踊り」の演奏に合わせて輪踊りを繰り広げた。会場にはビアガーデンが設けられ、来場者が飲食を楽しんだ。
久之浜・大久地域づくり協議会の遠藤喜一会長は「住民が集まって交流できる盆踊りが復活できてよかった。来年以降も継続していきたい」と語った。