国際テニス連盟、ロシアとベラルーシ選手をパリ五輪・パラに中立選手として出場容認【テニス】
ITFがパリ五輪・パラにロシアとベラルーシ選手の出場認める
3月6日、国際テニス連盟（ITF）は2024年のパリ・オリンピックおよびパラリンピックのテニス競技において、ロシアとベラルーシの有資格選手に対し、個人の中立選手として出場することを認めると発表した。 ITFは、両国のテニスプレーヤーが国際オリンピック委員会（IOC）の規則に従うならば、個人かつ中立の立場でオリンピックおよびパラリンピックのテニス競技に参加することを許可されることを確認した。なお、中立の立場の選手でも該当するITF規則に定められた選考および資格要件を満たす必要がある。 ITFは2022年3月に、ウクライナに侵攻するロシアと同盟国のベラルーシを非難。両国がITF主催の試合に国名や国旗のもとで出場することを許していない。だが、今回の決定は「個人競技と今夏のパリ2024大会に参加する選手に関する大多数の国際競技連盟と足並みをそろえる」と他の競技に合わせた形となる。 なお、昨年3月にIOCは、両国の選手の参加に際して軍関係者や軍事侵攻を支持する選手は認めないこと、チームとしての出場は認めないことなどと各競技団体に勧告している。
Tennis Classic 編集部
