照ノ富士が休場 横綱在位16場所で9度目 腰椎椎間板症 伊勢ケ浜親方「『力が出ない』と言っている」
「大相撲春場所・7日目」(16日、エディオンアリーナ大阪) 横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が7日目の16日から休場した。日本相撲協会に「腰椎椎間板症のため、2週間の安静および治療を要する」との診断書を提出した。休場は昨年九州場所以来20度目で、2021年秋場所の横綱昇進後では9度目。 【写真】照ノ富士の状態を明かした伊勢ケ浜親方 表情は暗め 照ノ富士は6日目の隆の勝戦まで自身初となる3日連続の金星配給。6日目まで2勝4敗だった。7日目の対戦相手、翔猿は不戦勝となる。 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、痛みを抱える腰の状態が悪化。6日目の夜に本人から休場の申し出があった。「『力が出ない』と言っている。(場所前も)先場所より良くなかった。全然、稽古をやれなかった。できることは精いっぱいやっているが、悪いからどうしても稽古が足りない」と説明した。 手術の可能性は「できない。やったら逆に相撲がとれない」と否定。「(春場所後の)巡業で土俵入りができるぐらいになればいい」とし、夏場所での復帰を目指す意向を示した。 今場所の十両以上の休場者は十両英乃海(4日目から再出場)、幕内島津海、金峰山、剣翔に続いて5人目。