ラウタロはまだ5ゴール インテルで変わるラウタロ&テュラムの関係性「今季は彼がより多くゴールを決める番だ」
今季はテュラムが得点部分をリード
今季のインテルで特長的なのが、ラウタロ・マルティネス&マルクス・テュラムの関係性の変化だろうか。両者は昨季も2トップを組み、昨季はラウタロがリーグ戦で24ゴール3アシスト、新戦力だったテュラムは13ゴール7アシストの数字を記録しており、どちらかと言えば点取り屋のラウタロ、それをサポートするテュラムの関係性だったと言える。 しかし、今季は逆だ。ラウタロの得点ペースが思うように伸びてこないこともあるが、テュラムはすでに11ゴール3アシストを記録。ラウタロの方は5ゴール2アシストと明らかにペースが鈍い。ここまで得点部分を引っ張っているのはテュラムの方だ。 FWにとって得点数が減るのはストレスなはずだが、ラウタロは特に気にしていないようだ。伊『Corriere della Sera』によると、ラウタロはお互いの理解を深める中でテュラムとの関係性が自然に変化していったと語る。 「僕はストライカーだし、ゴールのために生きている。でも、自分のプレイやゲームを分析する必要もある。ここ数ヶ月、僕はペナルティエリアから離れた位置でプレイすることも増えている。チームに貢献することが好きだからね。これは自分のプレイにプラスになる要素だ。マーカスはより中央、ピッチの高い位置でプレイしているけど、それは計画的なものではなく、ピッチ上での共通理解から生まれたものなんだ。昨季は彼が深い位置まで下がったり、ワイドな位置に流れることが多かったけど、今季は彼がより多くゴールを決める番だ」 ラウタロの場合は今夏にコパ・アメリカ2024でのフル稼働もあり、今季開幕に合わせてコンディションを合わせるのが難しかった側面もある。それも得点ペースが上がりにくい一因だろう。 「コパ・アメリカを制した後、タレミの負傷もあって数日早くバカンスから戻ってきたけど、困難もあった。時々疲労を感じたからね。それでも今はコンディションが良くなっている。あまり休むのは好きではないが、足が反応しない時や精神が落ち着かないこともある。両方の状態が上手く機能している必要があって、そこを上手く管理しないといけないんだ。大切なのは、思い通り進まない時でも100&の力を発揮すること。これは僕が常に持ち続けている思いで、キャプテンとしてチームに伝えようと努力している」 もっとも、インテルは現在セリエAで3位だ。消化試合数は2つ少ないが、首位アタランタとは6ポイント差、2位ナポリとは4ポイント差がある。連覇へ後半戦はラウタロの得点も必要になってくるはずで、そこでテュラムとの関係性がどう変わるかも注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部
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