エンバペ、レアル・マドリー移籍で受け取る金額は?契約金222億円、年俸は44億円か
レアル・マドリーへの移籍が決定したFWキリアン・エンバペについて、交渉の裏側を『The Athletic』が伝えている。 【動画】まさに怪物…レアル・マドリーがエンバペの加入動画を投稿 パリ・サンジェルマン(PSG)でクラブ歴代最多256ゴールを記録し、6度のリーグ・アン制覇を達成したエンバペ。しかし昨夏の段階で契約延長オプションを行使しないことが発覚し、今季終了後にフリーで退団することが決定的に。そして3日、長らく噂されてきたレアル・マドリーへの移籍が決定している。 大きな注目を集めるフランス代表スーパースターの欧州王者への移籍。『The Athletic』は今回の交渉について、1月の段階ではレアル・マドリー内部でも意見が分かれていたと指摘した。 「1月初旬までにマドリー内部では数回の会議が開かれたが、賛成しない幹部も複数存在した。背景としてまず、2年前にエンバペ自身に拒否されたことで再びクラブの利益が損なわれるかもしれないこと。さらに、ロッカールーム内のポジティブな雰囲気が失われると考える者もいた。17歳のブラジル代表FWエンドリッキの加入も決まっていることで、エンバペなしでもうまくいくと主張していた人もいる」 「それでも、フロレンティーノ・ペレス会長は契約に動くことを決めた。彼はプロセスの間エンバペと連絡を取り続けていたが、これはマドリー会長としては異例の事態。通常、交渉は彼の右腕であるホセ・アンヘル・サンチェスが行う。そしてエンバペ本人がペレス会長に移籍の意思を伝えている」 また同メディアは、レアル・マドリーがエンバペに提示した条件を報道。1億3000万ユーロ(約222億円)の契約金に加え、年俸2600万ユーロ(約44億円)の6年契約になったようだ。これはヴィニシウス・ジュニオールとジュード・ベリンガムをわずかに上回り、クラブ最高給だと伝えられている。なお、この条件は2022年にオファーした金額を下回っているという。 さらに『The Athletic』によると、エンバペの側近はこの条件に当初納得していなかった模様。PSGで受け取る金額よりも低く、また他クラブから予想されるオファーよりも低額だと考えていたようだ。それでもペレス会長は、レアル・マドリーへの移籍でスポーツ面やマーケティング面で選手の価値が向上し、さらなる収入が期待できると説明。また、通常レアル・マドリーでは肖像権の分配がクラブと選手で半々になるが、エンバペの場合は選手側に有利になるようだ。この2月の交渉で、エンバペのレアル・マドリー移籍が決定したと伝えられている。