“17歳”ヤマルはEURO決勝で90分までしかプレーできない!? ドイツの法律で23時以降の労働は禁止、専門家が見解「例外はあるが...」
フランス戦では鮮烈なミドル弾
90分間で決着をつけられるか。さもなければ――。 ドイツで開催されているEURO2024で、スペイン代表のラミネ・ヤマルは際立つ活躍ぶりで声価を高めている。フランスとの準決勝では鮮烈なミドルシュートを叩き込み、2-1の逆転勝利に貢献した。 【動画】スペインの超新星ヤマルが衝撃のゴラッソ! 7月13日に17回目の誕生日を迎えた俊英は、14日に行なわれるイングランドとの決勝戦での活躍にも期待が高まるなか、イギリスの日刊紙『THE Sun』は、「ヤマルはドイツの児童労働法により、決勝戦の延長戦に出場することが禁じられている」と報じている。 「18歳未満の選手は日曜日の午後11時以降は労働できないため、試合が通常の時間内に終了しない場合は、スペインは彼を交代させるか、3万ユーロ(510万円)の罰金を科されることになる」 決勝戦は現地の夜9時にキックオフ。延長戦にもつれ込めば、17歳のヤマルがピッチに立つことは法律に抵触することになる。 『THE Sun』は専門家の見解も紹介。ドイツの労働組合ヴェルディのルーカス・フリュー氏は「16歳と17歳に例外はあるが、理論上は午後11時以降は働くことができない」と話し、弁護士のジョナス・ワーンケン氏は「ヤマルは午後11時までしかプレーできない。違反に対する罰金はあり得るが、可能性は低い」と述べている。 大注目のスター候補は、若すぎるがゆえに思わぬハードルが立ちはだかってしまった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部