1杯で豚骨ラーメンもカレーも 異色の学食メニュー、味わうコツは
トレーに乗ったラーメン鉢から、カレーとラーメンの香りが同時に立ち上ってくる。上からのぞくと、とろみのあるカレーと豚骨スープが真ん中で分かれている。 【写真】器の真ん中で豚骨スープとカレーが分かれた「カレーらーめん」 福岡県立東鷹高校(田川市)の食堂が出す「カレーらーめん」(380円)。「ひっくり返すのがコツです」。伊藤進之助さん(3年)が慣れた手つきで鉢の底から麺をすくい出すと、カレーとスープが混じり合う。まねをして麺をすすると、まずカレーの味が口に広がり、豚骨スープの味が追いかけてきた。 「入学当時、珍しいこのメニューの話題で盛り上がって、友達と打ち解けることができたんです」と伊藤さんは話す。
朝日新聞社