高知市の路上で起きた集団暴行事件 事件の指示や口止めをした男の初公判始まる【高知】
RKC高知放送
去年、高知市の路上で男性に集団で暴行を加え死亡させたとして傷害致死などの罪に問われている男の初公判が、12月9日に始まりました。 傷害致死などの罪に問われているのは、高知市中須賀町の無職・永橋雄翔被告(26)です。 起訴状などによりますと、永橋被告は去年9月に男4人と共謀し、高知市一宮の路上で市内の当時22歳の男性に対して集団で顔を殴る蹴るなどして複数回暴行を加えて死亡させ、また当時21歳の男性にも暴行を加えたものです。 9日に開かれた初公判で、永橋被告は「間違いない」と起訴内容を全面的に認めました。 検察側は冒頭陳述で、共犯者らが永橋被告の指示のもと21歳の男性を山中に連行したことや、22歳の男性が死亡したあと永橋被告がほかの共犯者に対して口止めをしたり、供述内容を指示したと指摘。永橋被告のグループ内での役割の重要性に注目すべきだと述べました。 これに対し弁護側は事実関係についてはおおむね争わないとしましたが「被告人は直接的に暴行に及んでいない」などとし、量刑を判断するよう求めました。 公判は16日に論告求刑が行われ、23日に判決が言い渡される予定です。