市立船橋高男子バスケ部、ウインターカップ初戦相手は天理高校
市立船橋高校(以下、市船)の男子バスケットボール部が出場する全国大会「ウインターカップ2024」初戦の相手が11月18日、奈良県代表・天理高校に決まった。同校は11月9日、ららアリーナ(船橋市浜町2)で行われた「第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会千葉県予選会(ウインターカップ2024)」の決勝戦で勝利し、全国大会へ駒を進めた。(船橋経済新聞) 【写真】「泥臭いプレーを心がけている」と星野コーチ=市立船橋高男子バスケ部 県大会決勝の相手は県立八千代高校。決勝会場が今年は「ららアリーナ」になった。場内学校席は市船バスケ部のカラーである緑と、八千代高校バスケ部のカラー・オレンジの2色で埋め尽くされた。 試合は、第1Q(クオーター)は23-13で10点差をつけて第2Qに入ったが、八千代高校が追い上げを見せ八千代高校にリードされた時間帯もあった。市船男子バスケ部キャプテン・菊田選手を中心に、粘り強いプレーで一本ずつ点を重ね、第3Q終了時は64-50に。82-63で勝利し、ウインターカップ本戦への出場を決めた。 市船応援席には、先日までの試合であと一歩というところで全国大会への切符を手に入れられず悔しい思いをした男子サッカー部、男子バレー部も集まった。さらに、野球部、吹奏楽部とチアを担当するダンス部も加わり、部活の壁を越えて学校が一つになって応援した。 応援に来た保護者の一人は「自分たちの部活もあるが、まだ高校生なので、部活の壁を越えて学校が一つになり、こうして互いを応援し合えるのはすてきなこと。こういう経験も大切」と話していた。 本年度からは、同校卒業生で、元千葉ジェッツの選手だった星野拓海さんが男子バスケ部の監督に就任。勝利をつかみ、試合後のインタビューでは「勝ててほっとしている」と明かした。「新人戦では八千代高校に1点差で負けて、そこから選手たちはトレーニングを頑張った。頑張ったからここまで成長できたと思う」と話した。「応援では市船のパワーを感じた」とも。 キャプテンの菊田瑛暉選手(3年)は「最高でーす」と喜びを表し、「苦しい時間帯もあったが、一人一人が自覚を持って戦えた」と振り返り、「インターハイでは一勝もできなかったので、ウインターカップでは一戦一戦しっかり戦っていきたい」とコメントした。 ウインターカップは12月23日~29日、東京都内を会場に開催される。
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