会見した杉山愛日本代表監督

　女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯予選日本－カザフスタンが１２日に東京・有明コロシアムで開幕する。１０日、杉山愛日本代表監督が会見し、会見前に約２時間練習した元世界１位の大坂なおみについて「準備をしっかりしてきている。フィットネスも充実して、コンディションが上がってきている」と、目を細めた。 　大坂は、この日早朝に日本に到着。午前１０時頃から会場で練習し、杉山監督も指導した。「以前と比べて、おおらかで優しくなった雰囲気。人としても成長し、本当にプロフェッショナル。ワークしていてもワークしやすい」と、大坂の復帰を喜んだ。 　試合形式は、シングルス４試合、ダブルス１試合の合計５試合で３戦先勝。初日の１２日にシングルス２試合、最終日の１３日にシングルス２試合、ダブルス１試合を行う予定。勝ったチームが、１１月の決勝大会に進む。 　対戦のシングルスＮＯ・１、ＮＯ・２は世界ランキング順のため、現在、世界ランキング１９３位の大坂は、出場すればＮＯ・２となる可能性が濃厚。ＮＯ・２だと、初日は相手のＮＯ・１との対戦となる。相手のエースは「プチンツェワなのは間違いない」（杉山監督）。世界５０位のプチンツェワと大坂の対戦成績は、大坂から１勝３敗だ。