「よかれと思って」が逆にストレスに! 犬にとってじつはNGな飼い方
犬も人と同様に、日々さまざまなことにストレスを感じています。たとえば、飼い主さんがよかれと思ってやっているお世話の仕方が、じつは犬にストレスを与えている場合もあります。今回は、犬にストレスを与えてしまうNGな飼い方について解説します。 【写真】マットの上で眠たそうな表情でペタンとするパグ
毎日のお世話を時間どおりに行う
毎日決まった時間にゴハンや散歩をしていませんか? 毎日のお世話を時間どおりキッチリ行っていると、飼い主さんの急な病気などで時間どおりにできなかったときに、大きなストレスになります。また、時間になると犬がおねだり吠えするなど、困りごとにつながるケースもあります。 お世話の時間はあえてランダムにして、犬に先読みさせないことが大切です。たとえば、ゴハンを6時に与えたら、翌日は8時に与えるなど、愛犬がイイコにしているときにランダムに行って。そうすることで、先読みを予防でき、ストレスも感じにくくなります。
お手入れを一気に全部すませる
愛犬がお手入れを嫌がるからと、一度に全部すませている飼い主さんもいるのではないでしょうか。しかし、犬にとっては嫌な時間が長引くだけなので、強いストレスを感じてしまいます。さらにお手入れが嫌いになってしまうなど、悪循環に陥る可能性も。 お手入れが苦手な犬なら、1日に行うのは1種類までにしましょう。まずはきれいにすることよりも、道具になれさせる練習から始めると、より嫌がりにくくなります。
ゴハンの前にマッテをしっかり行う
しつけの練習のためにと、ゴハン前にマッテをしっかり行っていませんか? ほしいものを前に長く待たせることは、犬にとってストレスになります。また、早食いにつながるなどのデメリットもあり、しつけの練習としては不適切です。 ゴハンは、愛犬がオスワリをしてイイコにしていたら、アイコンタクトをして「オッケー」の声かけで与えてOKです。
留守番中は家じゅうで自由にさせる
愛犬を留守番させるとき、「かわいそうだから、せめて広い場所で」と、家じゅうを自由に動き回れるようにしていませんか? 警戒心が強い犬は留守番中に異変がないか、歩き回ってパトロールしていることが多いです。そのため、家じゅうで自由にさせていると、警戒する範囲が広すぎて、ストレスを感じることがあります。 愛犬を留守番させるときは、クレートとトイレと水入れを置いた、ある程度動き回れる広さのある、愛犬専用のスペースを用意しましょう。落ち着いて過ごせるので、留守番も楽しい時間のひとつになります。