井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた選手(2)たった3年で“ドラゴンズ退団”
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた中日ドラゴンズの選手を紹介する。
石森大誠
投打:左投左打 身長/体重:178cm/83kg 生年月日:1997年12月3日 経歴:遊学館高 - 東北公益文科大 - 九州・火の国 ドラフト:2021年ドラフト3位 制球に苦しんだ石森大誠は、無念の戦力外通告を受ける形となった。 大学4年時のドラフトで指名漏れを経験し、独立リーグの火の国サラマンダーズに進んだ石森。優れた実績を残し、2021年ドラフト3位で中日ドラゴンズから指名を受けた。 即戦力の働きを期待された中、プロ1年目はファームで17試合に登板し、防御率6.33。21回1/3を投げて20四球を与えるなど、制球に苦しんだ。 続くプロ2年目はさらに成績が悪化し、ファームで22試合に登板するも防御率10.53という数値に。19回2/3を投げて33四球を献上し、苦しい投球が続いた。 今季は過去2年と比較すると成績が上向いたが、一軍戦力とはいえない状態。ファームで26試合に登板して防御率4.15、39回を投げて25四球を与えた。 そして、10月29日に戦力外通告を受けた石森。制球面を改善できなかったことが、大きく響いてしまった。
ベースボールチャンネル編集部