不動産会社の女性経営者が教える! 引っ越し会社選びで注意したい「知らないと損をするNG行動」
ひとり暮らしを始めるなら、引っ越し会社選びにおいても後悔したくないですよね。今回は、女性に特化した不動産会社を経営する 平出雅美さんに、引っ越し会社を選ぶ前に知っておきたい「知らないと損をするNG行動」について教えてもらいました。プロの本音、楽しいひとり暮らしを始めるためのヒントにしてください! 【画像】引っ越し前に必見!「知らないと損をするNG行動」のまとめはコチラ。
不動産会社の女性経営者が教える! 引っ越し会社選びで注意したい「知らないと損をするNG行動」
【女性が知っておくべき「賃貸物件」基本のき】vol.46 ――ひとり暮らしを始める際、引っ越し会社に支払う費用はおおよそどれくらいでしょうか? 平出さん 荷物の量や移動距離で費用が変わってきますので一概には言えませんが、平均では5~7万円位で、繁忙期シーズンは高くなり10万円以上になることもあります。 ――引っ越し会社への支払いを、できるだけ節約する方法はありますか? 平出さん できるだけ安くしたい場合は数社の見積もりをとって比較した方がいいです。引っ越し会社の費用には定価がなく、時期、曜日、荷物量やプランにより価格が異なります。引っ越し会社によってプラン名は異なりますが、家具家電、荷物が少ないかたは、あらかじめ決められたサイズのコンテナに荷物を詰めることで費用を抑えることができる「単身パック」がおすすめ。時間に余裕があるかたは、引越し日や作業開始時間を引っ越し会社に合わせる「フリー便」がお得です。 ――初めてひとり暮らしをする人が、"引っ越し会社"を選ぶ際にやらない方がいいNG行動、気をつけるべきことを教えてください。 NG1. 「引っ越し日のギリギリになってから、引っ越し会社を探す」 平出さん 引っ越し会社は保有しているトラックやスタッフの数に限りがあるため、引っ越しをしたいと思っているギリギリになって探しても、引っ越し会社が見つからず、希望日に引っ越せないということがあります。できれば3週間~1か月前には引っ越し会社をどこにするのか、いつ引っ越しをしたいのかを決めておいた方がいいです。日程が決まったら、何社か引っ越し会社を探して見積もりをとるようにしてください。早めに見積もりをとることで費用が安くなることもあります。 NG2.「比較サイトに惑わされる」 平出さん 各引っ越し会社の引っ越し費用を一括で見積りがとれる比較サイトを見たことがあるかたは多いと思います。ですがサイトによっては電話番号の登録が必要で、見積もりをとった後、多くの引っ越し会社から頻繁に営業の電話がかかってくることも。そのため電話が煩わしいと思うかたは、できれば比較サイトではなく、各引っ越し会社に個別に見積もりをとることをおすすめします。 NG3. 「引っ越しプランの種類をよく知らないで選んでしまう」 平出さん 引っ越しプランには大きく分けて3つのタイプに分けられます。 1.自分で荷造りと荷解きをする 2.自分で荷造りをし、引っ越し会社に荷解きをしてもらう 3.引っ越し会社に荷造りと荷解きの両方を頼む 手間が多い1の方が費用は安く、3の方が高くなります。時間に余裕があるかたは1でいいと思いますが、仕事などで荷造りや荷解きの時間をあまり取れないというかたは2、3を利用している場合が多いです。引っ越しのために会社を休むくらいなら、2、3で引っ越しの片づけを早く済ませた方が結果的にお得だったというケースも。どんなプランがあるのかを把握してから選ぶことが大切だと思います。 ――平出さんがこれからひとり暮らしを始めるなら、どのように引っ越し会社を探しますか? 平出さん 費用の高い土日を避けて、大手の引っ越し会社数社で相見積もりをとり比較して選び、そのなかで安い業者の口コミを調べて、問題がなさそうであればそこを選びます。私自身はトラブルにあったことはないですが「新居の壁や床を傷つけられてしまった」「家具や家電を傷つけられた、壊された」という話は何度か聞いたことがあるので1社だけをみて決めない方がいいです。引っ越し時にトラブルが起きてしまうケースは珍しくありません。そのため安いだけではなく、口コミやサービス内容も最低限確認してから依頼したいですね。 楽しいひとり暮らしを始めるために知っておこう いかがでしたか。女性のひとり暮らしは、慎重に丁寧に。引っ越しを検討している人は、今回のポイントをぜひ参考にしてみてください。 教えてくれた人 株式会社東京女性不動産 代表取締役社長 平出雅美さん 宅地建物取引士所持。不動産歴3年目、2021年11月に「東京女性不動産」を開業。 東京女性不動産は、安心してお部屋探しができることを第一に、相談から契約まですべて女性スタッフが担当。女性一人での東京のお部屋探しを、女性ならではの視点で親身にサポートしています。LINEでの相談もできます。安心して新生活を始められるように、ストーカー保険の提案やRefaプレゼントなどのサービスもあって、さすが女性にやさしい! 電子書籍「宅建の教科書」がKindleにて好評発売中。
市岡彩香