〈自殺偽装“いじめ”踏切殺人〉容疑者直撃60分「万引きを繰り返して許せずクビにしたんだ」「車から降りてから先のことは知らないよ」
「降ろしたあとはそのまま帰りましたよ」
高野さんを寮から追い出した後、佐々木容疑者は帰宅。「寮を追い出された高野を従業員2人が2台の車で東武練馬駅近くまで送っていった」と話す。 送迎した野崎容疑者にも当時話をきいた。 「高野さんは僕じゃなくてもう1人の従業員(島畑容疑者)の車に乗っていました。前を走っていた従業員の車が踏切近くで停まったので僕も停まって、そこで助手席のドアが開いて高野さんが降りたんですが、僕は携帯をみていたし、その後、彼がどこに歩いて行ったかもわからない。高野さんと一緒だった従業員によると車中ではずっと無言だったそうです。降ろしたあとはそのまま帰りましたよ」 野崎容疑者は高野さんが電車に飛び込んだことも「先に帰ったし気づかなかった」と関与を否定したが… 「現場付近の防犯カメラで、高野さんが電車に轢かれてから、車が動いていることが確認されている。野崎容疑者は任意の調べで『高野さんが自ら踏切に飛び込んだ』などと説明しているが、野崎容疑者のスマホには『川に飛び込め』『踏切に向かう』といった音声が残されていた。時間をかけて捜査しており、逮捕するにはそれなりの“裏付け”がある」(捜査関係者) 取材中、佐々木容疑者や野崎容疑者は高野さんが亡くなった理由や状況について「わからない」「俺らは関係ない」と言い張っていたが、警察による捜査の手が及んでいることは感じていたようだ。 果たして事件の真相は何なのか。捜査の進展が待たれる。 ※「集英社オンライン」では、今回の記事についてご意見、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: shueisha.online.news@gmail.com X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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