日テレ水卜麻美、TBS田村真子は…?女子アナ30人「潜在視聴率ランキングで分かった」本当の人気度
実力者がひしめく女子アナ戦国時代が続くなか、番組で数字が取れなければアナとして生き残ることは難しい。誰を起用すべきか頭を悩ませる各テレビ局が、選定の指標として使用しているのが「潜在視聴率」だ。 【極秘データ!】独自入手でズラーり!人気女子アナ「世帯潜在視聴率ランキング」 「潜在視聴率とは、過去の視聴率データや視聴者に対する調査に基づき、タレントが番組に出演した際に取ると予想される数字を算出したものです。女子アナの場合でもそれぞれのアナが稼ぎ出すデータが数値化され、フリーアナを起用する際はギャラを計算する時の参考にもされています」(大手広告代理店関係者) 今回、ある大手テレビ局が作成した潜在視聴率のデータをFRIDAYは独自に入手。’23年5月~’24年5月におけるコア層(13~49歳の男女)を調査対象にした数字を基に、各局のエースから大物フリーアナ30人のランキングを作成した。人気女子アナたちの本当の人気度を公開しよう。 2位におよそ1ポイントの大差をつけて1位の座に輝いたのは、日本テレビの水卜麻美アナ(37)だ。 「今や局アナの枠を超えた知名度を獲得している彼女なら、やはり1位になるでしょう。バラエティの進行やナレーション、ニュースの原稿読みなど、何をやらせても完璧です。6月1日付の人事では、異例の3階級特進で『チーフスペシャリスト』に抜擢されました。年収は3000万円ほどと言われ、フリーになってほしくない上層部の姿勢が伝わります」(日テレ関係者) そんな絶対女王に迫る2位には、同じ日本テレビの岩田絵里奈アナ(28)がランクインした。女子アナ評論家の丸山大次郎氏が分析する。 「岩田アナはアシスタントとしての能力が抜群です。『世界まる見え!テレビ特捜部』(日テレ系)ではビートたけしさんや所ジョージさん、『シューイチ』(日テレ系)では中山秀征さんなど、大御所のサポートを上手くこなしている。大先輩がメインにいる番組で高視聴率に貢献しているからこそ、2位に躍り出ることができたのではないでしょうか」 上位の二人を3位から追いかけるのは、TBSのエースである田村真子アナ(28)だ。 「業界では短命に終わると考えられていた『ラヴィット!』(TBS系)を、『麒麟』の川島明と共に今の地位まで押し上げた。数字の取れる帯番組のMCなので、彼女の順位が高くなるのも当然でしょう。ここ数年、アナの戦力不足が嘆かれてきたTBSにとって、田村アナは今や必要不可欠の存在です」(キー局編成担当者) その田村アナに次いで4位にランクインしたフジテレビの井上清華アナ(29)について、前出の丸山氏は「ようやく認知されてきた」とコメントする。 「’21年に『めざましテレビ』(フジテレビ系)の8代目メインキャスターに抜擢され、フジのエースとして前々から期待されていたのは明らかです。しかし、同世代の久慈暁子アナ(29)や写真集も出版して絶頂期だったテレビ朝日の弘中綾香アナ(33)の活躍に押され、なかなか認知度が高まらなかった。しかし、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)の進行を担当するようになって、男勝りでサバサバしたキャラや大物と共演した時の対応力の高さが視聴者に浸透してきたのでしょう」 ◆苦戦するベテランアナたち 各局のエースが高い数字を獲得する一方、局アナの重鎮やフリーのベテランアナは苦戦を強いられている。テレビ東京の大江麻理子アナ(45)は2.5%で23位、テレビ朝日の大下容子アナ(54)は1.6%で26位という結果になった。 「二人とも局の顔であることは間違いない。しかし、近年タレント要素の強い女子アナがブレイクするなかで、誠実で正統派のキャスターである彼女たちは支持を集めづらい。とくにコア層の視聴者は、ベテランの彼女たちよりも若くてフレッシュなアナに流れていってしまいがち。二人のようにキャリアを重ね技術は申し分ないベテランでも、視聴者からのリアルな評価が今回のように数字へと反映されてしまうんです」(制作会社プロデューサー) また、小川彩佳アナ(39)や高島彩アナ(45)ら実力派のフリーアナも、ともに24位と下位に沈んでいる。 「フジテレビ史上最高の呼び声高い高島アナですが、現在は『サタデーステーション』(テレ朝系)と『ワールド極限ミステリー』(TBS系)ぐらいしかレギュラーがない。潜在視聴率は露出の多さが大きく影響するので、どうしても低い数字になってしまいます。 小川アナはジャニーズの性加害問題や自民党の裏金問題で鋭いコメントを口にして、放送後は毎回反響を呼んでいます。ただ、近年ブレイクしている女子アナが持っている愛嬌の要素が少なく、少し気張りすぎている印象がある。女子アナに癒(い)やしを求めている視聴者も多く、数字が伸びにくいのでしょう」(前出・キー局関係者) 多くのベテランアナが苦戦を強いられるなかで、5位と健闘をみせたのがフリーの有働由美子アナ(55)だ。 「高い数字が取れたのは、調査期間が『news zero』(日テレ系)を担当していた時期と重なっていたためでしょうね。有働アナは小川アナのようなクールさに、万人受けする親しみやすさも兼ね備えている。登場すると画面がパッと明るくなるような印象を受けるのは、彼女の唯一無二なキャラクターゆえでしょう」(前出・丸山氏) ランキングの中盤には、各局を下支えする実力派の中堅アナが揃っている。すでにTBSで管理職のポストを獲得している江藤愛アナ(38)は8位にランクインした。 「報道・情報番組を担当しながら、生放送の音楽番組『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS系)の進行もこなせるのはさすがです。あまり自分を出すタイプではありませんが、進行のために切るべきところは流れを崩してでも切る。報道番組で培ったスキルをバラエティにきちんと落とし込めていて、それが彼女の強みになっています」(音楽番組制作スタッフ) 今年4月に産休から復帰した弘中アナは、今後の巻き返しに期待がかかる。 「今回の調査対象期間はちょうど産休に入っていたため、数字は伸び悩んだのだと思います。むしろ、半年以上不在だったのに10位にランクインしているところに、弘中アナの底力があるのではないでしょうか」(テレ朝局員) ◆NHKのトップは? NHKの二枚看板である桑子真帆アナ(37)と和久田麻由子アナ(35)は、12位・14位と意外にも伸び悩む結果に。 「かつてはNHKには珍しくお騒がせキャラだった桑子アナも、近年は仕事に集中している印象です。担当中の『クローズアップ現代』(NHK)では、その日扱う話題を勉強したうえで、あくまでも中立な姿勢でニュースを扱っているのが分かる。今回NHKで桑子アナがトップだったのは、まぎれもなく彼女が今のNHKのエースだからです。 和久田アナは現在産休中なので数字は伸びませんでしたが、彼女が不在の『ニュース7』(NHK)が放送されることで、逆に存在感が示されていますよね。現場に復帰すれば、順位を大幅に上げるのではないでしょうか」(コラムニスト・桧山珠美氏) 潜在視聴率のデータの前では、若手もベテランも平等だ。女子アナたちはこれからも激しい視聴率競争に晒(さら)されていく――。 『FRIDAY』2024年6月21日号より
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