【バドミントン アジア選手権】渡辺勇大/東野有紗は3回戦へ。「集中力の部分でこちらが勝っていると感じながらプレーしていた」(渡辺)
4月11日にアジア選手権(中国・寧波)3日目が開催され、各種目の2回戦が行なわれた。混合ダブルス2回戦:楊博軒/胡綾芳(台湾)に2-0で勝利した渡辺勇大/東野有紗のコメントを紹介する。 ――立ち上がりは相手のペースだった 渡辺 初対戦だったので、最初は様子見から始まりました。でも1ゲームの前半で、相手はそれほどタイミングをずらしてこないし、精度よく打てるコースに打ってくる癖がわかったので、そのコースを待っておけば、攻められても慌てることなかったし、相手のミスにもつながっていた。ディフェンスで相手を見ながら前に落として、こちらが攻めるというプレーを、相手がリズムに乗る前にやったという感じです。レシーブでも、バックアウトはそんなになくやれたと思います。あとは、相手が疲れて、集中力の部分でもこちらが勝っていると感じながらプレーしていました。 ――相手は男女とも長身のペア 東野 男子選手は、男子ダブルスもやっていて、今日対戦した選手のパートナーは、23年カナダオープンの混合ダブルスで対戦した相手。その試合は、男子選手のスマッシュやドライブが速くて押し負けました。それに付き合う前に、自分が前に落とせるかが大事と思っていて、それができたかなと思います。 速いペアとやる時は、サイド・バイ・サイドでやられてしまう展開が多いけど、今日は少しリスクを負ってでも自分が前にいく展開を多くつくれました。勇大くんにカバーしてもらうところは少し多かったかもしれないけど、そのぶん、(渡辺が)逆を突いてくれたり、カバーしてもらったりして、相手にプレッシャーをかけることができたと思います。前衛の仕事をしなければいけない時は、リスクを負ってもやらなければいけない相手かなと思いました。 ――2試合を終えての手応えは? 渡辺 今のところは、ディフェンス場面がすごくいい。決められる回数も少ない。でも、明日は中国のペア(蒋振邦/魏雅欣)。ぐんとレベルが上がる。速い、強いという展開が増えると思う。そういうペアにどれだけできるか、トライしたい。 ――練習で取り組んだ成果を出したい? 渡辺 そこまで気負ってはないですけど。出たらいいなというくらい。リラックスして、明日に向けた準備をしたいです。 東野 次は、フランスオープンで負けた相手。言い訳になってしまうけど、フランスは、国内の(S/Jリーグ)TOP4などがあって混合ダブルスの練習があまりできないまま臨んで、自分としてはうまくいかずに悩んだ時期だった。その時とは違う展開になると思うので、楽しんでプレーできたらいいなと思います。
取材・写真 平野貴也 構成 バドミントン・マガジン編集部