【巨人】戸郷17イニングぶり失点も7回1失点で5勝目 岡本41日ぶりタイムリーなど4得点で3連勝
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―4巨人(31日・ベルーナドーム) 巨人が投打に西武を圧倒し3連勝を飾った。24日の阪神戦(甲子園)でノーヒットノーランを達成した巨人・戸郷翔征投手が7回3安打1失点で5勝目。岡本和真内野手が41日ぶりのタイムリーを放つなど、打線がつながり4点を奪って快勝した。 戸郷は1回、1死から滝沢夏央内野手に左中間を破る三塁打。10イニングぶりの被安打でいきなりピンチを迎えたが、外崎修汰内野手を投ゴロ、中村剛也内野手を遊直に打ち取り、無失点で切り抜けた。 2回から4回までは一人も走者も出さず、4イニングをパーフェクト。6回に1死から佐藤龍世内野手に左翼線二塁打、源田壮亮内野手に四球を与え、1死一、二塁とされたが、後続を抑え得点を許さなかった。 しかし7回、先頭の中村剛にストレートを左翼席に運ばれる7号ソロ本塁打。17イニングぶりの失点となる1点を奪われた。 ジャイアンツ打線は3回に先制した。1死から丸佳浩外野手が四球。投手のけん制で一、二塁間で挟まれ走者なしとなったが、ヘルナンデス外野手が2打席連続ヒットとなる中越え二塁打。吉川尚輝内野手の右翼への二塁打でヘルナンデスが生還し1点を先制。岡本和真内野手も二塁内野安打で続いて一、三塁とすると、坂本勇人内野手が中前タイムリー。「みんなが繋いでくれたチャンスだったので何とか追加点を取りたいと思っていました。ランナーを返せて良かったです」という一打で、2点目を挙げた。 巨人は4回に追加点。先頭の泉口友汰内野手が中越え二塁打、岸田行倫捕手は追い込まれながらファウルで粘ってから中前打して無死一、三塁とし、立岡宗一郎外野手が左前タイムリーを放って3点目。「内野が前進していたので、芯でとらえれば何とかなると思って打席に入りました。追加点になって良かったです」。立岡は2022年6月9日の西武戦(ベルーナドーム)、外野守備で左膝じん帯を負傷し、再建手術。育成契約からリハビリを経て今季支配下登録となり、1軍に昇格した。この日の打点は負傷した西武戦で記録していた打点以来となった。 さらに5回、4回途中から登板の2番手・田村伊知郎投手から吉川が先頭で右前打。二塁盗塁を決め、無死二塁とすると、岡本和が2打席連続ヒットとなる左前打、4月20日以来のタイムリー(本塁打除く)を放ち、4点目を奪った。 巨人は3点リードの8回、2番手・船迫大雅投手が3人でピシャリ。最終回はドラフト1位ルーキー西舘勇陽投手が抑えプロ初セーブ。投打がかみ合い3連勝を飾った。
報知新聞社