来季は2部or3部? 降格危機に瀕する欧州日本人(7)離脱中に降格も? チームを救えない日本代表
欧州主要リーグの2023/24シーズンも佳境に差し掛かっている。各リーグの優勝争いが熾烈を極めている中で、クラブの明暗をかけた残留争いからも目が離せない。今回は欧州でプレーする日本人選手の中から、降格危機に瀕しているチームに所属する選手を紹介する(成績は4月21日現在)。
DF:中山雄太(ハダースフィールド・タウン/イングランド) 生年月日:1997年2月16日 所属クラブ順位:22位(チャンピオンシップ/24チーム) 今季リーグ戦成績:23試合2得点0アシスト CBと左SBを主戦場とする中山雄太は、2022年夏からチャンピオンシップのハダースフィールドでプレーしている。しかし、1年目の11月にアキレス腱を損傷する怪我を負ったことで残りのシーズンが絶望となり、今シーズンの完全復活が期待されていた。 開幕戦からベンチ入りした中山はウェスト・ブロムとの第5節で復帰を果たす。監督が老将ニール・ウォーノックからダレン・ムーアへと代わってからは左SBで出場機会を増やしていた。しかし、新監督の下では3勝10分8敗と試合に勝ちきることができずにチームは低迷。2月に就任したアンドレ・ブライテンライター監督の下でもチームは立て直すことができておらず、中山自身はAFCアジアカップ2023明けの第35節リーズ・ユナイテッド戦で膝を負傷して今季絶望となった。 中山不在のハダースフィールドは直近の数試合で大量失点が目立っており、直近の第44節スウォンジー戦ではホームで0-4の大敗を喫した。残り2試合でクラブは勝ち点2差で1つ上の残留圏に位置するバーミンガム・シティと優勝争いを演じているイプスウィッチ・タウンと対戦する。後者に関しては状況的にも分が悪いため、何としても次節バーミンガム戦で勝利を飾り残留圏に浮上したいところだ。 なお、昨シーズンのハダースフィールドは監督歴50年以上を誇るウォーノック監督の下で、ラスト3試合で3連勝を飾り、土壇場で大逆転残留を成し遂げた。経験豊富な老将はすでに退任をしているが、2シーズン連続での逆転残留を飾ることができるだろうか。
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