宮迫と田村亮が謝罪会見を決行 吉本興業との関係は泥沼化へ
闇営業問題などで吉本興業を19日に契約解消となった雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が20日都内で、2人での会見を開いた(田村は謹慎中だったが会見中に契約解消が報じられた)。黒いスーツに身を包んだ2人は、スペースいっぱいに詰めかけた報道陣のカメラの前で深く頭を下げ、時に言葉をつまらせながら、約2時間半に渡り謝罪と釈明を繰り返した。その中で、6月の時点で田村が吉本興業に謝罪会見を開かせて欲しいと申し出たところ、同社の岡本昭彦社長から「お前一人でやめて会見やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」と、圧力をかけられたと主張する一幕もあり、物議を醸している。 【中継録画】闇営業問題で宮迫さんと田村亮さんが謝罪会見
「静観」から「謹慎」へ 想像超えた世間の反応「怖くなった」
当初は19日に吉本興業が開くとされていた会見だったが、それは開かれることなく宮迫の契約解消が発表され、今後この問題がどうなるのか想像もつかないまま、20日になって宮迫と田村がツイッターで会見開催を突如発表。各メディアも大慌てで会見に駆けつける状況となった。 冒頭で2人は、反社会勢力による詐欺被害に遭った被害者とその家族、親族に対し、「とんでもない不快な辛い思いをさせてしまっていることを、お詫びさせてください。本当に申し訳ありませんでした」などと陳謝。また、一連の騒動で迷惑や心配をかけた人々や、不快な気持ちをさせてしまった人々に広く謝罪の意を表明し、質疑に移った。 その中で宮迫は、引退を覚悟して謝罪会見をしたいという意向を吉本興業には伝えていたとして、経緯を説明。6月に写真週刊誌「フライデー」の直撃取材を受けた際には、5年ほど前の話のため記憶がなかったこともあり反社会勢力のパーティー出席や金銭の授受を否定。こんな記事が掲載されるはずがないと「タカをくくっていた」ので、わからないから会社に聞いてくれとその場を離れたという。しかしその後、「フライデー」が発売されると、「結局、(記事が)載ってしまったんだと思い、自分の想像をはるかに超えて世間の反応が大きく、怖くなってしまいました」と、振り返った。 翌日には田村から電話があったが、その時点でもまだパーティー代を出してもらっただけだと思い込みたいという保身の気持ちが強かった。しかしながら田村に確認すると、田村が50万円、宮迫が100万円をそれぞれもらって、宮迫はパーティー代のお釣りを受け取っていたと指摘され、2人は会社に相談することを決断。レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成と合流し、吉本興業社員2人、弁護士2人をまじえ計8人で協議したのが6月8日のことだったという。その結果、「静観で行きましょう」との方向で納得したが、時間が経過するにつれ世の中でさらに大きな問題になっていくのを実感、何度か吉本興業社員に会見を開いたほうがいいのではと提案したという。しかし吉本興業側は静観の一点張りで、同月24日になると急きょ会社に呼び出され、「全員、謹慎です」と告げられたのだという。