順調に成長中です。 しまね海洋館アクアスで出産のあと母親が死んだシロイルカの赤ちゃんがスタッフによる３か月間の人工保育で元気に育っていて１０月１０日、報道公開されました。 プールの中でスタッフにじゃれているシロイルカの赤ちゃん。 今年７月に出産のあと死んだアーリャの忘れ形見です。 赤ちゃんが生活しているのはシロイルカ繁殖プールのバックヤードにある水深１メートルほどのプールで、現在スタッフが人の手による人工保育に挑み続けています。人工保育は赤ちゃん誕生から１０日後に母親のアーリャが死んだあと始まりきょうで丸３カ月が経ちました。 誕生直後は体長１６２センチ、体重５５キロだった赤ちゃんは３カ月で体長１７２センチ体重９２キロにまで成長しました。 しまね海洋館アクアス・三島有紀獣医師： （私たちも）初めての経験ばかりなのですごく不安になりことがたくさんありますが、とても元気でミルクもしっかり飲んで私たちの体重も軽く超えていて力強さは日に日に増しています。 水族館でシロイルカの人口保育が成功したのは国内ではまだ１例しかなく、アクアスではこれからも試行錯誤を重ねつつ、しっかり赤ちゃんの成長を成し遂げたいときょうの報道公開を通して改めて意欲と決意を示していました。