AIが面接官、採用にかかる時間75%削減へ-米外食チポトレが導入
(ブルームバーグ): 米外食大手チポトレ・メキシカン・グリルは、採用活動に人工知能(AI)アシスタントを導入する。これまで採用プロセスにかかっていた時間を最大75%削減することを目指す。
同社の22日発表によると、「アバ・カド」と名付けられたAI面接官は今月末までに北米と欧州にある3500余りの店舗で利用可能になる。秋季はチポトレにとって、「ブリトーの季節」と呼ばれる3-5月に次ぎ、年間で2番目に採用活動が活発化する時期となっている。
「アバ・カド」は応募者の情報を収集し、会社に関する応募者からの質問に答え、会議を予約し、人間が選んだ候補者にオファーを送信するという。AI面接官の導入ついて同社は、こうした業務からマネジャーを解放し、店舗運営により集中できるようにすることが目標だと説明している。
テクノロジー企業のパラドックスが開発した対話型AIを搭載した「アバ・カド」は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語で話すことが可能。同社はアボカドをつぶすロボットをテストするなど、業務自動化の取り組みを進めている。
原題:Chipotle’s New AI Recruiter Aims to Cut Hiring Time by 75%(抜粋)
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Daniela Sirtori