精神医療センター 名取建て替え望む 宮城県審議会 全会一致で決議
仙台放送
宮城県が主導する4病院の再編構想をめぐり、県の審議会は県立精神医療センターの建て替えについて、今ある「名取市内での建て替えを望む」とする意見を決議しました。 県の精神保健福祉審議会は11月13日、9カ月ぶりに開かれ、県は名取市内にある県立精神医療センターの建て替えに関し3つの案を示しました。 具体的には富谷市と名取市に、それぞれ独立した新病院を設置、富谷市の新病院に数年かけて段階的に機能を移転、名取市内での建て替えです。 3つの案に対し、13日の審議会では出席した委員17人が全会一致で、名取市内での建て替えを望むとする意見を決議しました。 県 保健福祉部 志賀慎治部長 「決議については当然ながら重く受け止め、今後の検討に加えて、やっていかなきゃいけないという思いを新たにしております」 県の4病院再編構想をめぐり、県立精神医療センターと青葉区にある東北労災病院の富谷市での併設に関して、県は精神医療に対する懸念の声を受け、センターの分院を名取市内に開設する方針を示していましたが課題が多く議論が進まず、今回、県が新たな方針を示した形です。
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