縄地ケ鼻公園振興会有志が俳句ポスト作製【山陽小野田】
縄地ケ鼻公園振興会(藤井征男会長)の有志が、俳句ポストを作製した。高さ50㌢、幅20㌢、奥行き10㌢の木箱で、キブサスイセンをイメージした鮮やかな黄色が特徴的。3月2日に開かれる第16回水仙まつりで公園内に設置し、来年に向けて市民から作品を募る。 同会は2008年に設立し、地元の15自治会が団体会員として所属。スイセンとシバザクラで公園の知名度を上げ、高泊地区のにぎわい創出につなげようと植栽活動に取り組み、スイセンが咲き誇る3月に水仙まつりを開催している。 同まつりでは俳句コンクールの表彰式と作品展示も実施。小学生と一般の2部門で募っており、2022年は700点、23年は830点の応募があった。 同公園を拠点とした俳句文化の発展を目指す中で、満開のスイセンを見ながら俳句に親しんでもらえたらと公園内にポストを設置。藤井会長は「訪れた人が気軽に俳句に触れ、文化の香る古里になれば」と願っている。 今年の同まつりは、3月2日午前10時~午後1時に同公園の中央芝生広場(雨天の場合は高泊地域交流センター)で開かれる。ポストのお披露目の他、スイセン5万本達成セレモニー、高泊小児童による茶摘み踊り、スイセンとシバザクラの植栽などが行われる。うどんなどのバザーもある。
スイセン先始め
公園内では、早咲きのニホンスイセンが花を付け始めている。青く澄んだ空の下で、かれんな花が潮風に揺れている。 年が明けてから園路沿いや斜面に植えてあるニホンスイセンが、ぼちぼちと花を付け始めた。今シーズンは暖冬貴調だが時折寒い日もあり、例年より花が遅く現在は三分咲き。 潮の香りを感じながら花を楽しむことができる人気の散策コースで、犬の散歩に訪れた人はスイセンの白い花びらと黄の副花冠(ふくかかん)の美しいコントラストに目を細めている。