DeNA・度会隆輝、25年こそ日本シリーズ出る「最高の準備する」 40人枠入るも出場機会なし
次は歓喜の輪の中心で―。日本シリーズで出場資格選手40人枠に入るも出場機会がなかったDeNA・度会隆輝外野手(22)が5日、日本一から2日がたち「チームとして優勝できたのはすごくうれしい。でもやっぱり、めちゃくちゃ悔しい。そこ(枠)に入っても結局、戦えなかったので」と素直な心境を吐露。その上で「プロ野球選手になったからには、あの舞台で輝く姿を誰しもが目標としている。今から(競争は)始まっている。来年の2月のキャンプに合わせて最高の準備をしていきたい」と視線を上げた。 昨年のドラフト会議で3球団競合の末、ドラフト1位で入団。デビューはド派手だった。「1番・右翼」で開幕スタメンをつかむと、第2打席に今季の12球団第1号でプロ初本塁打となる同点3ランをマーク。第2戦でも本塁打を放ち、セ・リーグの新人では史上初めて開幕戦から2戦連発を記録した。最終的には75試合の出場で打率・255、3本塁打、24打点。「良いスタートを切れて1年間そのままいけると思っていたし、やれる自信もあった。悔しい。もっとやれた」と唇をかんだ。 この日は神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で行われた練習に参加。フリー打撃や守備、走塁練習などで汗を流した。「今年1年、良いところも悪いところも見つけられたので、とても良い時間になりました。もっと頑張って来年は143試合、全て出るぐらいの準備をしてやっていきたい」。熱い視線はすでに来季を見据えている。(加藤次郎)