KOBerrieS♪ 神戸から全国区へ 目指すは紅白出場「こんな私達でも立ち向かっていける」
神戸発のご当地アイドルグループ・KOBerrieS♪の新曲「アイコトバ」(7月20日発売)が話題を呼んでいる。 発売直後にはローソンの店内放送「ローソンCSほっとステーション」に選曲され、日本全国の店舗で数多くの人の耳に触れた。さらにデジタル配信サービスの最大手「Spotify」の公式プレイリスト「アイドルポップ:ジャパン」にも選出。KOBerrieS♪初の快挙に沸くメンバーが、将来への野望と、グループにかける思いを語った。 「アイドルポップ:ジャパン」は、日本独自のポップカルチャーであるアイドルの楽曲に焦点を当てた「Spotify」の公式プレイリスト。世界でアクティブユーザー数が6億人を超える業界最大手の音楽ストリーミングサービスで、人気、話題のアイドルの楽曲がリストアップされる。 乃木坂46やAKB48などのトップアイドルとともにリストに名を連ね、キャプテンの森島みなみ(25)は「たくさんの人に認められたんだって。ファンの方はもちろん、それ以外の方ともつながれた感じがしました」と、喜びを語る。 「アイコトバ」は全国の高校球児たちへ贈る応援歌。同じ神戸出身で、作詞作曲を手がけたパンクロックバンド・ガガガSPのコザック前田(44)は「公立高校というか、推薦で選手を取っていない学校が、そういう学校に勝つ、って、一つの夢、みたいなところがあると思うんですよね。ロマンですよね」と、楽曲のテーマを説明する。 デモ音源を聞いた時点で「涙が出そうになった」という森島。「アイドルになりたい子は、みんな東京に行って事務所に入って、というのが王道だと思うんですけど、KOBerrieS♪は地元神戸で学業と両立させていて、こんな私達でも立ち向かっていけるんだぞ、って気持ちがあります」と、楽曲とグループの現状が重なり、熱量を持ってレコーディングに取り組めたという。曽谷蘭(20)も「私自身が学生時代にはっちゃけるタイプではなかったので、私はこの曲で青春を感じてるな、って思います」と、思い入れたっぷりに語った。 新曲発売に先立ち、メンバーは高校野球・兵庫大会の開会式を観戦。昨年末に加入したばかりの村田せれな(19)は「最後の夏をやり切るんだ、という迫力がすごくて感動した」と、球児達から受けた刺激を明かす。アイドルになる前は、バスケットに打ち込んでいた深田あゆみ(15)も「先輩達が引き継いだものを、自分たちも引き継いでいく。それはKOBerrieS♪にもつながると思います」と、2012年のグループ結成から積み重ねてきた歴史に思いを馳せた。 日本全国へもっと神戸を届けたい。神戸のご当地アイドルとして、その思いは強く、2024年に入り、グループの目標に「ミュージックステーション出演」、「紅白歌合戦出場」を掲げた。野望を叶えるために越えるべき壁が高い。だが「こんな楽曲が神戸から出ているんだぞ、と知ってもらうために。やっぱり、もっとたくさんの人に曲を聴いて欲しい」と、願いを語った森島。夢を叶えるため、高い壁に立ち向かっていく。